後楽園の散策スポット



廊下門をくぐり、月見橋を渡って後楽園に向かいます。
後楽園は、岡山藩4代藩主池田綱政が藩主のやすらぎの場として作らせた庭園で、その後増改修を繰り返し現在の美しい庭園となりました。
綱政の時代には、藩主の居間延養亭[えんようてい]が、子の継政[つぐまさ]は能舞台周辺の建物を大きく改築し、園内中央に唯心山を築き、そのふもとに水路を巡らせ、沢の池と廉池軒の池を結ぶひょうたん池を掘らせました。
更に孫の治政[はるまさ]は倹約のため、田畑の耕作に当たっていた人々をやめさせ、一時的に芝生の庭園となりますが、その後すぐに園内東の大半は田畑へと戻ります。現在の井田[せいでん]はその名残です。
延養亭は藩主が後楽園を訪れた時にくつろぐ場所です。延養亭からは園内の景勝が一望できます。 延養亭の西に連なる建物は「翠庭」や能舞台です。現在の能舞台周辺の栄唱の間、墨流しの間などの原形ができています。
江戸時代の後楽園には、許しがあれば領民も入ることができました。能を好んだ綱政は自ら舞う姿を見せたり、継政以後の藩主たちは参勤交代で岡山を留守にする間は、日を決めて庭を見せています。
後楽園は、岡山藩4代藩主池田綱政が藩主のやすらぎの場として作らせた庭園で、その後増改修を繰り返し現在の美しい庭園となりました。
綱政の時代には、藩主の居間延養亭[えんようてい]が、子の継政[つぐまさ]は能舞台周辺の建物を大きく改築し、園内中央に唯心山を築き、そのふもとに水路を巡らせ、沢の池と廉池軒の池を結ぶひょうたん池を掘らせました。
更に孫の治政[はるまさ]は倹約のため、田畑の耕作に当たっていた人々をやめさせ、一時的に芝生の庭園となりますが、その後すぐに園内東の大半は田畑へと戻ります。現在の井田[せいでん]はその名残です。
延養亭は藩主が後楽園を訪れた時にくつろぐ場所です。延養亭からは園内の景勝が一望できます。 延養亭の西に連なる建物は「翠庭」や能舞台です。現在の能舞台周辺の栄唱の間、墨流しの間などの原形ができています。
江戸時代の後楽園には、許しがあれば領民も入ることができました。能を好んだ綱政は自ら舞う姿を見せたり、継政以後の藩主たちは参勤交代で岡山を留守にする間は、日を決めて庭を見せています。
廉池軒

橋をくぐってチケット売り場を通るとすぐ右手に池と休屋が見えます。
これが「廉池軒(れんちけん)」です。
廉池軒は、空襲の焼失を免れた貴重な建物で、建物の目の前に池があり、唯心山、沢の池もきれいに見えることから綱政が最も好んで利用したとされています。
これが「廉池軒(れんちけん)」です。
廉池軒は、空襲の焼失を免れた貴重な建物で、建物の目の前に池があり、唯心山、沢の池もきれいに見えることから綱政が最も好んで利用したとされています。
花葉の池

廉池軒を後にして竹林をぐるり右手に回り込むと「花葉の池」です。
紅葉の時期には、赤く色づいた紅葉が湖面に映り、何とも言えない静寂の空間が演出されます。
紅葉の時期には、赤く色づいた紅葉が湖面に映り、何とも言えない静寂の空間が演出されます。
栄昌の間と能舞台

花葉の池をぐるっと進むと栄昌の間です。
栄昌の間は能を鑑賞するために作られた見所で、能舞台の正面にあります。
岡山大空襲によって焼失したものの能舞台とともに継政時代の絵図をもとに再建されました。
両方ともに普段は一般効果されておらず、外側からしか見えません。
栄昌の間は能を鑑賞するために作られた見所で、能舞台の正面にあります。
岡山大空襲によって焼失したものの能舞台とともに継政時代の絵図をもとに再建されました。
両方ともに普段は一般効果されておらず、外側からしか見えません。
延養亭

栄昌の間の隣が、延養亭です。
1686年(貞享3年)に綱政よって建てられました。
完成後は藩主の静養や賓客の接待、藩校の儒学者の講義場として使われ、
1884年(明治17年)に後楽園とともに、岡山県の所有となりました。
岡山大空襲時に焼失しましたが、正徳絵図に基づき復元されました。
後楽園の中では、この延養亭からの眺望が最もすばらしく、沢の池、唯心山や借景として操山中腹の安住院多宝塔(岡山県指定重要文化財)などが一望でき、園内の景勝の殆どがここに集まるよう作られていています。
1686年(貞享3年)に綱政よって建てられました。
完成後は藩主の静養や賓客の接待、藩校の儒学者の講義場として使われ、
1884年(明治17年)に後楽園とともに、岡山県の所有となりました。
岡山大空襲時に焼失しましたが、正徳絵図に基づき復元されました。
後楽園の中では、この延養亭からの眺望が最もすばらしく、沢の池、唯心山や借景として操山中腹の安住院多宝塔(岡山県指定重要文化財)などが一望でき、園内の景勝の殆どがここに集まるよう作られていています。
沢の池

園内最大の池で、中の島には島茶屋があります。
唯心山

唯心山は継政が作らせた約6メートルの築山で、庭を上から眺めたり、歩いて楽しむ要素が備わってきました。山頂からは延養亭、芝生の広がり、沢の池の全貌、井田など園内の景観を眺めることができます。
旭川と岡山城天守



岡山城本丸から橋を渡って右手に進むと後楽園南門のチケット売りがですが、そこにはよらずさらに進むと川沿いに出れる場所があります。実はここからの岡山城天守がきれいでお勧めです。
時期と時間によっては、緩やかな旭川の水面に天守閣が浮かび上がり何とも幻想的です。
時期と時間によっては、緩やかな旭川の水面に天守閣が浮かび上がり何とも幻想的です。