謙信が愛でた絶景の山城と千間万戸の城下町
七尾城 本丸からの眺め
七尾城 本丸からの眺め

七尾城の見どころとイベント

七尾城 調度丸
七尾城 調度丸
七尾城 本丸
七尾城 本丸
七尾城 本丸駐車場の石碑
七尾城 本丸駐車場の石碑
七尾城と言えば、本丸から眺める能登湾の絶景。
かの上杉謙信が美しい眺望から次の居城としたい。と漏らしたほど。
七尾城は、室町時代に、能登国守護の畠山氏によって築かれた山城で、七つの尾根(松尾・竹尾・梅尾・菊尾・亀尾・虎尾・龍尾)にまたがって大小合わせ20以上の曲輪が配置された広大な城です。
全貌をすべて回るには半日以上のハイキングとなります。(汗
まずは、試しに見てみたいという方は、調度丸から本丸に続く駐車場から目指すといいでしょう。
城のふもとには、「七尾城史資料館」「懐古館」がありますので、事前あるいは事後に立ち寄るとより当時と現在の姿がリンクして想像をかきたててくれます。
秋にはトレッキングや秋の味覚を味わえるイベントがあります。
和倉温泉、能登島へも車で20分程度、山海の幸が味わえる七尾にぜひ足を運んでみてください。

目次

七尾城へのアクセス方法

飛行機で行く場合

能登空港から車・タクシーで約1時間
 ▼レンタカーは以下
  ・日産レンタカー 能登空港店 0768-26-8123
  ・トヨタレンタカー能登空港 0768-26-8100
  ・ニッポンレンタカー 能登空港 営業所 0768-26-2511

新幹線・電車で行く場合

新幹線「新高岡駅」から「七尾駅」までバスで約1時間15分(和倉温泉行、七尾駅前下車)
七尾駅からバスでまりん号 七尾城ルート希望の丘公園方面、七尾城史歴史館前下車、
ここから徒歩で約1時間で七尾駐車場到着

車で行く場合

・金沢方面からは、「のと里山海道/県道60号」から千里浜ICで出て、羽咋バイパスに乗り向かいます。
・富山・高岡方面からは、能越自動車道/国道470号」経由し、七尾城山IC 出口から国道470号に出て城山交差点を目指します。
■七尾城、カーナビへのセットは以下の情報で!
「七尾城跡」
住所:石川県七尾市古城町 古屋敷町竹町入会字大塚14番124
付近に駐車場があります。

駐車場

「七尾城跡」
住所:石川県七尾市古城町 古屋敷町竹町入会字大塚14番124

七尾城、最寄りの場所からのアクセス方法

バスは七尾城駅前から城山ふもとの「七尾城史歴史館」までしか出ていません。(乗車時間13分程)
そこから七尾城本丸までは県道177号を徒歩で約1時間程上ります。
七尾城駐車場からは本丸まで徒歩で10分ほどですので初めての方はこちらをお勧めします。
(駐車場からのショートコースは、調度丸、遊佐曲輪、桜馬場、本丸、二の丸で約1時間ほどで山城の様子を楽しめます。)

七尾城を散策する

調度丸

七尾城 調度丸への入口
七尾城 調度丸への入口
七尾城 本丸から見た調度丸
七尾城 本丸から見た調度丸
七尾城駐車場で車を降りると、まず最初に向かうのが調度丸です。
岩と木々の間にできた小道は不気味な雰囲気があり、城に向かうタイムトラベル用のトンネルのようです。
小道を左手にぐるっと回るように進むと林の間に調度丸という曲輪があります。
調度とは、弓矢などの武具を差し、この曲輪で武具を整え戦に備えたと思われます。
そのためか、比較的大きな曲輪になっています。

桜馬場

七尾城 桜馬場石垣
七尾城 桜馬場石垣
調度丸の石段を登っていくと右手手前に桜馬場があります。
桜馬場は東西50m、南北90mと山頂にある場所としては比較的大きな曲輪で、軍馬の調教をした場所といわれています。

遊佐曲輪

七尾城 遊佐屋敷跡
七尾城 遊佐屋敷跡
桜馬場を後にして左手の石段を進むと遊佐曲輪にでます。
遊佐曲輪は、七尾城の城主、畠山氏の重臣「遊佐氏」が屋敷を構えた場所で、本丸のすぐ下に位置します。
七尾城には、遊佐氏以外にも温井氏や長氏といった重臣が住んだ曲輪もあります。

本丸

七尾城 本丸石垣
七尾城 本丸石垣
七尾城 本丸内の城山神社
七尾城 本丸内の城山神社
七尾城 本丸全景
七尾城 本丸全景
本丸には、城主畠山氏の住居と2層の隅櫓があったと考えられています。
現在は、本丸内に石碑と隅櫓跡の一段高い場所に城山神社があります。
本丸からは、美しい能登島と能登湾の眺望が楽しめます。

七尾城史歴史館

七尾城史歴史館は、城のふもと城山入口交差点付近にあります。
ちょっと奥まっていてわかりにくいのですが、白いコンクリート製の建物です。
隣には駐車場と旧飯田家の古屋敷「懐古館」があります。
七尾城史資料館は、昭和三十八年、七尾城主の子孫である畠山一清翁によって建てられ、館内には、七尾城跡や城下から出土した天目茶碗、などの出土品をはじめ、城主愛刀、などの武器や武具、城主直筆の書翰なども展示され、戦国時代の七尾城の一端にふれることが出来ます。

七尾城のトリビア

七尾・和倉といえば回らない「寿司屋」が多い場所として知ら、40以上の「寿司屋」が軒を連ね、ふらっと寿司屋に立ち寄れます。
室町時代後半は巨大な七尾城の城下に「千間万戸」と呼ばれる城下町が形成され、京都の有名な連歌師なども立ち寄り雅な文化が花開きました。
こうした都の文化と能登湾でとれる新鮮な海の幸があいまって早くから雅な食文化が根付いていったと考えられます。

七尾城の御城印と百名城スタンプ

御城印販売場所

七尾城史歴史館
住所:石川県七尾市古屋敷町 シカマ藪8番地2
TEL:0767-53-4215
営業時間:9:00~17:00
1枚:300円

日本100名城スタンプ設置場所

七尾城史歴史館
住所:石川県七尾市古屋敷町 シカマ藪8番地2
TEL:0767-53-4215
営業時間:9:00~17:00

七尾城の入城情報

所在地

住所:石川県七尾市古城町 古屋敷町竹町入会字大塚14番124

開城時間

年中無休で24時間出入りできます。

休城日

年中無休

料金

無料

製作スタッフ紹介

記事&写真担当

倉之丞
倉之丞
歴史作家。城郭ナビゲーター。
城巡り歴は約40年ほど。防衛施設としての城もさることながら城下町としての街づくりが好き。
特に江戸時代の教育・文化・経済に強く惹かれています。
日本100名城、日本続100名城を中心に訪れたお城の数は150城を超え、2025年に200城を目指し日夜研鑽中。
現在、城トリップで仲間たちと城巡りの情報交換を行いながら記事更新しています。