東北三大名城、鋼石垣と紅葉が美しい川中城
盛岡城 二の丸と渡雲橋
盛岡城 二の丸と渡雲橋

盛岡城の見どころとイベント

盛岡城 淡路丸と本丸の石垣
盛岡城 淡路丸と本丸の石垣
盛岡城 帯曲輪の紅葉
盛岡城 帯曲輪の紅葉
盛岡城 毘沙門清水から見た橋と紅葉
盛岡城 毘沙門清水から見た橋と紅葉
盛岡城と言えば、美しい鋼色の石垣です。
本丸、二の丸、三の丸とほぼ当時のまま現存されており、花崗岩で造られ歴史を積み重ねた石垣は鋼のように光って見える美しい色合いです。
そして約100年かけて少しずつ整備してきた樹木は四季を通じて様々な色合いを重ねて、春の桜のピンク、初夏の藤の青紫、真夏の青と芝生、晩秋の紅葉の赤、イチョウの黄色が光沢を持った石垣の鋼色とマッチしてえも言われる美しい光景を創り出してくれます。
今回はこうした石垣と樹木の美しいコントラストを愛でながら、盛岡城跡公園地下駐車場から旧侍屋敷だった芝生広場を通って登城し、帯曲輪をぐるっと巡りながら三ノ丸、二ノ丸、本丸に向かうルートでご紹介していきます。

目次

盛岡城へのアクセス方法

飛行機で行く場合

飛行機で行く場合は、いわて花巻空港が最寄りとなります。
▶リムジンバスは盛岡駅東口までで1430円
所要時間は約45分です。
リムジンバスご利用の場合はこちらへ
岩手県交通株式会社空港案内所 TEL: 0198-26-2017
▶いわて花巻空港から車・タクシーだと約45分程度
レンタカーは以下
・トヨタレンタカーいわて花巻空港受付カウンター TEL:0198-31-2100
・ニッポンレンタカー 花巻空港 営業所 TEL:0198-26-3255
・日産レンタカー 花巻空港店 TEL:0198-26-3555
・オリックスレンタカー 花巻空港受付カウンター  TEL:0198-26-0543
・タイムズカー花巻空港カウンター店 TEL:0198-26-0555

新幹線・電車で行く場合

東北新幹線:JR盛岡駅から徒歩約16分
・JR東京駅から新幹線で約2時間15分

車で行く場合

・東北自動車道 盛岡ICから車で25分
ICから県道36号線を経由して行くとスムーズに着きます。
■盛岡城、カーナビへのセットは以下の情報で!
住所:盛岡市内丸1番37号
TEL:019-604-3305

駐車場

盛岡城跡公園地下駐車場(公園に隣接)
料金:有料
営業時間(入庫出庫可能時間):7時から22時まで(年末年始を除く)
収容台数:普通車94台(内障者専用1台)

盛岡城、最寄りの場所からのアクセス方法

最寄りの駅はJR盛岡駅東口から徒歩で15分程度。
開運橋を渡って菜園通りをひたすら真っすぐ行くと突き当ります。
バスを使われる方は、盛岡駅東口すぐの岩手県交通バスセンターから乗車。
4~5分で県庁前につきますのでそこから徒歩1~2分です。(バスは5~10分間隔できます。)
車の場合は盛岡城跡公園地下駐車場(公園に隣接)を活用すると便利でしょう。

盛岡城を散策する

盛岡城跡公園地下駐車場から鶴ヶ池へ

もりおか歴史文化館
もりおか歴史文化館
盛岡城 広場
盛岡城 広場
盛岡城 毘沙門清水から見た鶴ヶ池の紅葉
盛岡城 毘沙門清水から見た鶴ヶ池の紅葉
地下駐車場から階段を登るとすぐ目の前に、もりおか歴史文化館が見えます。
これを右に見ながら芝生公園をぐるりと進むと橋が見えてきます。
これを越えると本城です。
橋は鶴ヶ池と呼ばれる江戸時代、城をぐるりと囲む南側の内堀だった場所を越えるように架かっており、鶴ヶ池と橋の袂には、毘沙門清水とよばれる湧水があります。
毘沙門清水は戦勝祈願の水で戦には必ずこの水を飲んで出陣したといわれています。
橋の西側は帯曲輪を縫うように樹木が美しい小径になっていますので散策されるのもいいでしょう。

盛岡城多目的広場から帯曲輪を通て彦御蔵へ

盛岡城 広場から三の丸へ
盛岡城 広場から三の丸へ
盛岡城 腰曲輪(淡路丸南側)の石垣
盛岡城 腰曲輪(淡路丸南側)の石垣
盛岡城 彦御蔵
盛岡城 彦御蔵
毘沙門清水を後にして少し上るときれいな石垣が見えてきます。
これを左折し、石垣を右に見ながらぐるっと進むと彦御蔵が見えてきます。
彦御蔵は、城内の兵糧を蓄えておく倉庫で、江戸時代当時の建築物です。

渡雲橋、淡路丸から腰曲輪、稲荷曲輪、二ノ丸へ

盛岡城 渡雲橋
盛岡城 渡雲橋
盛岡城 本丸の石垣(淡路丸から見た)
盛岡城 本丸の石垣(淡路丸から見た)
盛岡城 本丸南西部の石垣
盛岡城 本丸南西部の石垣
一度多目的広場に戻り北側に上っていくと左に本丸石垣、右に二ノ丸石垣が見えてきます。
この本丸、二ノ丸をつなぐように架かる橋が「渡雲橋」です。
二ノ丸石垣と渡雲橋は盛岡城の撮影スポットの撮影スポットの中でも特に有名ですのでぜひ撮影ください。
渡雲橋を後に左に上っていくと淡路丸に出ます。
本丸を取り囲むように、南に淡路丸、西に腰曲輪、北に稲荷曲輪がめぐらされています。
淡路丸から腰曲輪には桜が多く植えられていて特に春の撮影スポットになっております。
北の稲荷曲輪は楓が多く、こちらは紅葉の季節の撮影スポットになります。

三ノ丸

盛岡城 二ノ丸車門跡
盛岡城 二ノ丸車門跡
盛岡城 三ノ丸から見た烏帽子岩
盛岡城 三ノ丸から見た烏帽子岩
盛岡城 櫻山神社(三ノ丸から見た)
盛岡城 櫻山神社(三ノ丸から見た)
二ノ丸車門跡を過ぎて下ると三ノ丸です。
ぐるっと右に旋回するように向かうと、烏帽子岩が見えます。
烏帽子岩の奥には櫻山神社があり、その奥に大手門、その先が岩手県庁になります。
烏帽子岩の右側には、拾翠亭と大きな紅葉の木が聳え、晩秋はえも言われる朱色の色合いを見せてくれます。

二ノ丸

盛岡城 三ノ丸拾翠亭と紅葉
盛岡城 三ノ丸拾翠亭と紅葉
盛岡城 二ノ丸車門跡(三の丸から見た)
盛岡城 二ノ丸車門跡(三の丸から見た)
盛岡城 渡雲橋(二の丸大書院跡から見た)
盛岡城 渡雲橋(二の丸大書院跡から見た)
三ノ丸から二ノ丸車門跡に戻り真っすぐ西に向かうと二ノ丸、その先に本丸が続きます。
江戸時代、二ノ丸には官僚の執務スペースである「大書院」があり、この跡地は現在様々な広葉樹が植えられ、二ノ丸と本丸をつなぐ渡雲橋の左横には大きな紅葉の木があります。

本丸

盛岡城 渡雲橋(正面)
盛岡城 渡雲橋(正面)
盛岡城 本丸(南部中尉銅像台座)
盛岡城 本丸(南部中尉銅像台座)
盛岡城 本丸門(本丸から見た)
盛岡城 本丸門(本丸から見た)
渡雲橋を渡ると本丸です。
すぐ右手は多聞櫓跡、左手は隅櫓、奥の両端に三重櫓がありました。
本丸は城内でも特に紅葉の朱色とイチョウの黄色が美しい場所で、淡路丸へとつながる御末門跡は非常にイチョウの黄色が美しい場所になります。

多目的広場へ

盛岡城 本丸門跡
盛岡城 本丸門跡
盛岡城 本丸、二の丸、三の丸の石垣群
盛岡城 本丸、二の丸、三の丸の石垣群
盛岡城 二ノ丸の石垣と双竜亭
盛岡城 二ノ丸の石垣と双竜亭
本丸から淡路丸を通り、そして多目的広場へ降りてきました。
多目的広場から眺めた本丸、二ノ丸、三ノ丸とつながる石垣群は本当に美しいいので本当におすすめです。

盛岡城の御城印と百名城スタンプ

御城印販売場所

・もりおか歴史文化館1階の売店コーナー
・1枚300円

日本100名城スタンプ設置場所

・もりおか歴史文化館1階

盛岡城の入城情報

所在地

住所:盛岡市内丸1番37号
TEL:019-604-3305

開城時間

■盛岡城跡(不来方公園)
 年中無休で24時間出入りできます。
■もりおか歴史文化館
住所:盛岡市内丸1-50
TEL:019-681-2100
4月~10月 9時~19時(2階歴史常設展示室への入場は18時30分まで)
11月~3月 9時~18時(2階歴史常設展示室への入場は17時30分まで)

休城日

■盛岡城跡(不来方公園)内
 年中無休で24時間出入りできます。
■もりおか歴史文化館
毎月第3火曜日(祝・休日の場合は翌日)
12月31日~1月1日

料金

■盛岡城跡(不来方公園)
 無料
■もりおか歴史文化館
一般:300円、小・中学生は100円

製作スタッフ紹介

記事&写真担当

倉之丞
倉之丞
歴史作家。城郭ナビゲーター。
城巡り歴は約40年ほど。防衛施設としての城もさることながら城下町としての街づくりが好き。
特に江戸時代の教育・文化・経済に強く惹かれています。
日本100名城、日本続100名城を中心に訪れたお城の数は150城を超え、2025年に200城を目指し日夜研鑽中。
現在、城トリップで仲間たちと城巡りの情報交換を行いながら記事更新しています。