世界遺産の御殿、豪華絢爛な装飾品と障壁画
二条城 東大手門入口の屏風
二条城の見どころとイベント
二条城の見どころは、なんといっても二の丸、本丸御殿内の装飾品や障壁画でしょう。
江戸時代最高の技術の粋が集まって作成された御殿内の障壁画1016面が国の重要文化財に指定されています。
また、室町時代から現代まで長い歴史を刻んできた二条城には、国宝や国の重要文化財の建築物も数多く、二の丸御殿6棟が国宝に指定、建造物22棟、二の丸庭園が特別名勝に指定されており見所満載です。
特に歴史の表舞台で活躍してきた二の丸御殿大広間を始めとした各部屋には、当時の最高水準の建築技術、見事な細工の装飾品や障壁画が使われており、江戸時代にタイムスリップしたかのような錯覚に陥ります。
ぜひ一度足を運んではいかがでしょうか。
江戸時代最高の技術の粋が集まって作成された御殿内の障壁画1016面が国の重要文化財に指定されています。
また、室町時代から現代まで長い歴史を刻んできた二条城には、国宝や国の重要文化財の建築物も数多く、二の丸御殿6棟が国宝に指定、建造物22棟、二の丸庭園が特別名勝に指定されており見所満載です。
特に歴史の表舞台で活躍してきた二の丸御殿大広間を始めとした各部屋には、当時の最高水準の建築技術、見事な細工の装飾品や障壁画が使われており、江戸時代にタイムスリップしたかのような錯覚に陥ります。
ぜひ一度足を運んではいかがでしょうか。
目次
二条城へのアクセス方法
飛行機で行く場合
伊丹空港から名神高速道路を使って車で約50分
関西国際空港から阪神高速4号湾岸線を使って車で約1時間20分
▼レンタカーは以下
伊丹空港の場合
・トヨタレンタカー大阪空港ターミナル TEL:06-6844-0100
・日産レンタカー 大阪空港店 TEL:06-6856-2334
・ニッポンレンタカー 大阪空港ターミナル 営業所 TEL:06-4865-3970
・オリックスレンタカー 大阪空港店 TEL:06-6152-8070
関西国際空港の場合
・トヨタレンタカー関西空港 TEL:072-456-8790
・日産レンタカー 関西空港店 TEL:072-456-8623
・ニッポンレンタカー 関西空港 営業所 TEL:072-456-8787
・オリックスレンタカー 関西空港店 TEL:072-456-8780
▼バスで行かれる場合
伊丹空港の場合
伊丹空港からリムジンバスでJR京都駅(約55分)
時刻表は以下です。
https://www.okkbus.co.jp/timetable/K/#from
京都駅前バスから「市営9 西賀茂車庫前行き」に乗り「二条城前」下車
徒歩一分で二条城です。
関西国際空港の場合
関西国際空港からリムジンバスでJR京都駅(約1時間10分から1時間20分)
時刻表は以下です。
https://www.okkbus.co.jp/timetable/KY/#from
京都駅前バスから「市営9 西賀茂車庫前行き」に乗り「二条城前」下車
徒歩一分で二条城です。
関西国際空港から阪神高速4号湾岸線を使って車で約1時間20分
▼レンタカーは以下
伊丹空港の場合
・トヨタレンタカー大阪空港ターミナル TEL:06-6844-0100
・日産レンタカー 大阪空港店 TEL:06-6856-2334
・ニッポンレンタカー 大阪空港ターミナル 営業所 TEL:06-4865-3970
・オリックスレンタカー 大阪空港店 TEL:06-6152-8070
関西国際空港の場合
・トヨタレンタカー関西空港 TEL:072-456-8790
・日産レンタカー 関西空港店 TEL:072-456-8623
・ニッポンレンタカー 関西空港 営業所 TEL:072-456-8787
・オリックスレンタカー 関西空港店 TEL:072-456-8780
▼バスで行かれる場合
伊丹空港の場合
伊丹空港からリムジンバスでJR京都駅(約55分)
時刻表は以下です。
https://www.okkbus.co.jp/timetable/K/#from
京都駅前バスから「市営9 西賀茂車庫前行き」に乗り「二条城前」下車
徒歩一分で二条城です。
関西国際空港の場合
関西国際空港からリムジンバスでJR京都駅(約1時間10分から1時間20分)
時刻表は以下です。
https://www.okkbus.co.jp/timetable/KY/#from
京都駅前バスから「市営9 西賀茂車庫前行き」に乗り「二条城前」下車
徒歩一分で二条城です。
新幹線・電車で行く場合
・東海道新幹線:JR京都駅下車
JR京都駅から京都駅地下鉄烏丸線(国際会館行き)に乗り、烏丸御池駅で下車
※地下鉄烏丸線は京都駅から直結です。
烏丸線から東西線(太秦天神川行き)に乗り換えて、「二条城前駅」下車
※「二条城前駅」から徒歩で3分ほどで二条城です。
JR京都駅から京都駅地下鉄烏丸線(国際会館行き)に乗り、烏丸御池駅で下車
※地下鉄烏丸線は京都駅から直結です。
烏丸線から東西線(太秦天神川行き)に乗り換えて、「二条城前駅」下車
※「二条城前駅」から徒歩で3分ほどで二条城です。
車で行く場合
伊丹空港から名神高速道路を使って車で約50分
元離宮二条城
住所:〒604-8301 京都府京都市中京区二条城町541
元離宮二条城
住所:〒604-8301 京都府京都市中京区二条城町541
駐車場
二条城周辺の駐車場で一般車が入れるのは第1駐車場、 第3駐車場の2つです。
■第1駐車場(二条城東側)
乗用車 120台
住所: 〒604-8301 京都府京都市中京区二条城町
075-841-0096
■第3駐車場(二条城南側)
乗用車 20台
住所:〒604-8301 京都府京都市中京区二条城町541 二条通堀川西入ル
075-801-5564
■第1駐車場(二条城東側)
乗用車 120台
住所: 〒604-8301 京都府京都市中京区二条城町
075-841-0096
■第3駐車場(二条城南側)
乗用車 20台
住所:〒604-8301 京都府京都市中京区二条城町541 二条通堀川西入ル
075-801-5564
二条城、最寄りの場所からのアクセス方法
二条城は京都二条通りにある輪郭式平城で、足利氏、織田信長、豊臣秀吉、徳川氏による4つの城がありました。現在の二条城は徳川家康によって築城されたものを秀忠、家光が改修したものが元になっています。明治維新以後は政府の施設となり、天皇即位の儀式や外交施設として活用されました。現在のように一般公開されたのは1940年(昭和15年)で、その後「恩賜元離宮二条城」と呼び名が改められ、1994年(平成6年)には「古都京都の文化財」として清水寺や延暦寺などとともに世界文化遺産に登録されました。
徳川家康が築城した二条城は、旧鞍馬街道を挟んで秀吉が建てた二条城の真っすぐ進んだ西側と秀吉が建てた聚楽第から真っすぐ南を結んだ線上にあり、秀吉に替わり天下統治を天下に知らしめることを意識した城であったと思われます。
二条城へは地下鉄東西線「二条城前」で下車すると便利です。一番出口を出て目の前の押小路通りを渡って北に進むと、左手に東大手門(広場)が見えます。ここが入口になります。
二条城には東大手門の他に、北大手門、西門、南門とありますが、現在通り抜け可能なのは東大手門のみで、見学の流れに沿ってぐるっと一周するようルートが組まれています。
以下にて、東大手門から唐門、二の丸御殿、二の丸庭園を巡って、本丸の内堀沿いを右回りにぐるりと巡りながら本丸、本丸から東橋を渡って清流園を見学するルートでご紹介していきます。
徳川家康が築城した二条城は、旧鞍馬街道を挟んで秀吉が建てた二条城の真っすぐ進んだ西側と秀吉が建てた聚楽第から真っすぐ南を結んだ線上にあり、秀吉に替わり天下統治を天下に知らしめることを意識した城であったと思われます。
二条城へは地下鉄東西線「二条城前」で下車すると便利です。一番出口を出て目の前の押小路通りを渡って北に進むと、左手に東大手門(広場)が見えます。ここが入口になります。
二条城には東大手門の他に、北大手門、西門、南門とありますが、現在通り抜け可能なのは東大手門のみで、見学の流れに沿ってぐるっと一周するようルートが組まれています。
以下にて、東大手門から唐門、二の丸御殿、二の丸庭園を巡って、本丸の内堀沿いを右回りにぐるりと巡りながら本丸、本丸から東橋を渡って清流園を見学するルートでご紹介していきます。
二条城を散策する
二条城 外堀付近
地下鉄二条城前から出るとすぐに「東南隅櫓」が見えます。
二条城 東南隅櫓
当時、二条城の外堀の四隅には見張り台としての櫓がありました。しかし、京都の街を襲った天明の大火で多くの櫓は失われ、東南隅櫓と西南隅櫓のみとなっています。
東南隅櫓は南面の二階部分に破風があり、堀に面した南と東には石落とし用の出っ張りがあります。
隅櫓を左に見ながら進むと「東大手門」です。
東南隅櫓は南面の二階部分に破風があり、堀に面した南と東には石落とし用の出っ張りがあります。
隅櫓を左に見ながら進むと「東大手門」です。
二条城 東大手門
東大手門は何度か改修されており、現在の門は1662年(寛文2年)に建築されたものです。元々は二階建ての櫓門だったようですが天皇の行幸に際し、上から見下ろさないようにという配慮から建て替えられました。門は二条城の正門にふさわしい、黒門に金の装飾が映える非常に美しい姿です。
二条城 二の丸
発券所でチケットを購入し、二条城へ入ります。東大手門をくぐって右側の番所を見ながら左側に回り込んで進むとすぐに「唐門」です。
二条城 唐門
唐門は二の丸御殿の正門にあたります。長い年月でその荘厳さが失われていましたが、2013年(平成25年)に大修復され当時の色鮮やかな姿が戻りました。門は切妻造で唐破風の美しい屋根がついています。松竹梅に鶴、唐獅子を配した細工は絢爛豪華で必見です。
二条城 二の丸御殿
現在の二の丸御殿は、後水尾天皇の行幸に合わせ1624年から1626年の2年間にわたって行われた、寛永の大修繕時の建物です。作事奉行には、数々の日本庭園を手掛けた小堀遠州も参加し、秀忠の娘和子と後水尾天皇の婚儀を祝うにふさわしい荘厳なつくりとなりました。二条城二の丸御殿は複数の棟の連立で成り、遠待、式台、大広間、蘇鉄の間、黒書院、白書院に分かれます。以下、それぞれのエリアで見るべきポイントを紹介いたします。
●遠待は御殿内で一番大きな建物で、一の間、二の間、三の間、柳の間、若松の間、帳台の間があります。各部屋の襖や壁には獰猛な虎の絵が飾られており、特に三の間に飾られている「竹林群虎図」と呼ばれる襖絵が有名です。
●式台は、登城した大名たちの取次を行う場所でした。式台の間と老中の間があり、老中の間は3つの部屋に分かれ、壁画に描かれた大きな松の絵が有名です。壁画のうち、一の間と二の間の間には「芦雁図」が、三の間には「柳鷺図」が描かれています。
●大広間は、一の間、二の間、三の間、四の間、帳台の間があり、天井の装飾と障壁画が有名です。特に、慶喜が大政奉還をした一の間と二の間の書院造の工芸品や障壁画、三の間欄間の彫刻や花熨斗形(はなのしがた)の長押金具が有名です。
●黒書院は、将軍と徳川家に近い大名や高位の公家らが対面する場所でした。大広間と同じく一の間、二の間、三の間、四の間、帳台がありますが、大広間より一回り小さい空間です。襖絵が有名で、特に一の間、二の間は満開の桜が目を引くことから「桜の間」とも呼ばれています。
●白書院は将軍の休息所、寝所として使用されました。そのため、大広間や黒書院と比べると小さく、障壁画は落ち着いた色合いの淡彩が主体となっています。中国の西湖を描いた山水画が有名です。
●遠待は御殿内で一番大きな建物で、一の間、二の間、三の間、柳の間、若松の間、帳台の間があります。各部屋の襖や壁には獰猛な虎の絵が飾られており、特に三の間に飾られている「竹林群虎図」と呼ばれる襖絵が有名です。
●式台は、登城した大名たちの取次を行う場所でした。式台の間と老中の間があり、老中の間は3つの部屋に分かれ、壁画に描かれた大きな松の絵が有名です。壁画のうち、一の間と二の間の間には「芦雁図」が、三の間には「柳鷺図」が描かれています。
●大広間は、一の間、二の間、三の間、四の間、帳台の間があり、天井の装飾と障壁画が有名です。特に、慶喜が大政奉還をした一の間と二の間の書院造の工芸品や障壁画、三の間欄間の彫刻や花熨斗形(はなのしがた)の長押金具が有名です。
●黒書院は、将軍と徳川家に近い大名や高位の公家らが対面する場所でした。大広間と同じく一の間、二の間、三の間、四の間、帳台がありますが、大広間より一回り小さい空間です。襖絵が有名で、特に一の間、二の間は満開の桜が目を引くことから「桜の間」とも呼ばれています。
●白書院は将軍の休息所、寝所として使用されました。そのため、大広間や黒書院と比べると小さく、障壁画は落ち着いた色合いの淡彩が主体となっています。中国の西湖を描いた山水画が有名です。
二条城 二の丸庭園
二条城二の丸庭園は別名「八陣の庭」とも呼ばれ、小堀遠州晩年期の傑作とも呼ばれる庭園です。池や島を配した池泉回遊式庭園には、蓬莱島、亀島、鶴島の3つの島が、池の北西部には2つの滝が流れており見る人の目を楽しませてくれます。
二条城 西南隅櫓
二の丸庭園を後にして本丸の内堀をぐるりと時計回りに巡れば、梅林と西南隅櫓を裏側から眺めることができます。西南隅櫓付近は、梅雨の時期になると色とりどりのアジサイが咲き誇り、訪れた方々を迎えてくれます。
二条城 本丸
西橋を渡り本丸櫓門を越えれば二条城本丸です。
本丸御殿と本丸庭園
本丸御殿と本丸庭園
国宝の本丸御殿は、2017年から大規模な修繕がされているため、現在は一般公開されていませんが、修繕が終了する2023年から一般公開が再開される予定です。
現在2022年春はまだ修繕中ですが、天守閣跡への登り、城内や京都市内を一望できます。
公開されると御殿内部は、北に通用口となる玄関の間があり、台所、中書院の間、そして御常御殿という4つの棟から成ります。壁画には四季折々の風景や風俗をテーマにしたものが描かれ、中でも御常御殿の障壁画である「松鶴図」は圧巻です。
本丸庭園は、明治時代に造られたもので洋風庭園です。日本庭園の池や枯山水ではなく芝や樹木を活用した青々とした緑が特徴の庭です。
国宝の本丸御殿は、2017年から大規模な修繕がされているため、現在は一般公開されていませんが、修繕が終了する2023年から一般公開が再開される予定です。
現在2022年春はまだ修繕中ですが、天守閣跡への登り、城内や京都市内を一望できます。
公開されると御殿内部は、北に通用口となる玄関の間があり、台所、中書院の間、そして御常御殿という4つの棟から成ります。壁画には四季折々の風景や風俗をテーマにしたものが描かれ、中でも御常御殿の障壁画である「松鶴図」は圧巻です。
本丸庭園は、明治時代に造られたもので洋風庭園です。日本庭園の池や枯山水ではなく芝や樹木を活用した青々とした緑が特徴の庭です。
清流園
家康時代の二条城では天守閣の一部があったようですが、寛永の大修繕により空き地となり、その後二条城を管理する武士が詰める番所があったようです。
1915年(大正4年)に大正天皇即位饗宴の儀の会場として、疎林式庭園に整備されました。その後、一度テニスコートとなったものの昭和に入って再度庭園として整備され、東半分が芝生を敷き詰めた西洋風に、西半分が和楽庵、香雲亭という2つの建物を含む池泉回遊式庭園という和洋折衷の庭園になりました。
1915年(大正4年)に大正天皇即位饗宴の儀の会場として、疎林式庭園に整備されました。その後、一度テニスコートとなったものの昭和に入って再度庭園として整備され、東半分が芝生を敷き詰めた西洋風に、西半分が和楽庵、香雲亭という2つの建物を含む池泉回遊式庭園という和洋折衷の庭園になりました。
二条城の御城印と百名城スタンプ
二条城の御城印
二条城では御城印は以下の場所で購入可能です。
京都市観光協会二条城売店(東大手門の入場口からすぐ左折した大休憩所内にあります)
住所: 〒604-8301 京都府京都市中京区二条城町541
TEL:075-811-0128
料金は300円です。
京都市観光協会二条城売店(東大手門の入場口からすぐ左折した大休憩所内にあります)
住所: 〒604-8301 京都府京都市中京区二条城町541
TEL:075-811-0128
料金は300円です。
二条城の日本百名城スタンプ
二条城の日本百名城スタンプは以下で押せます。(御城印購入場所と同じです)
京都市観光協会二条城売店(東大手門の入場口からすぐ左折した大休憩所内にあります)
住所: 〒604-8301 京都府京都市中京区二条城町541
TEL:075-811-0128
京都市観光協会二条城売店(東大手門の入場口からすぐ左折した大休憩所内にあります)
住所: 〒604-8301 京都府京都市中京区二条城町541
TEL:075-811-0128
二条城の入城情報
所在地
住所:京都府京都市中京区二条城町541
開城時間
8:45~16:00
休城日
年中無休
料金
一般:1,030円(620円)
中高生:350円
小学生:200円
中高生:350円
小学生:200円
制作スタッフ紹介
記事担当
歴史作家。城郭ナビゲーター。
城巡り歴は約40年ほど。防衛施設としての城もさることながら城下町としての街づくりや江戸時代の教育・文化・経済に強く惹かれています。
日本100名城、日本続100名城を中心に訪れたお城の数は150城を超え、2025年に200城を目指し日夜研鑽中。
現在、城トリップで仲間たちと城巡りの情報交換を行いながら記事更新しています。
城巡り歴は約40年ほど。防衛施設としての城もさることながら城下町としての街づくりや江戸時代の教育・文化・経済に強く惹かれています。
日本100名城、日本続100名城を中心に訪れたお城の数は150城を超え、2025年に200城を目指し日夜研鑽中。
現在、城トリップで仲間たちと城巡りの情報交換を行いながら記事更新しています。
写真担当
旅好き、お酒好き城トリップの仲間。
現在、自身の夢に向かって日夜研鑽中!
現在、自身の夢に向かって日夜研鑽中!