水面に浮かぶ北陸地方唯一の現存天守と櫓群
新発田城 本丸 天守(三階櫓)
新発田城の見どころとイベント
城は本丸を中心に北の古丸と南の二の丸で囲い、その南側に三の丸を配する構造です。現在は本丸の一部を除く全域と古丸全域、二の丸の一部が自衛隊駐屯地として利用され、本丸南側の石垣と堀、櫓門の本丸表門と二重櫓の二の丸隅櫓が現存しています。また三階櫓や二重櫓の復元建築があります。現存建築がある城跡としては、新潟県内では唯一です。
春には360本の桜の花見、夏にはお堀が浮かぶハスの花、秋には紅葉、冬には一面の雪景色と一年を通して楽しむことができる市民の憩いの場です。
城下町には、足軽長屋(=住まい)、旧武家屋敷「石黒家住宅」、大名庭園の「清水園」が併設して残っています。こちらもぜひ足を運んでみてください。
春には360本の桜の花見、夏にはお堀が浮かぶハスの花、秋には紅葉、冬には一面の雪景色と一年を通して楽しむことができる市民の憩いの場です。
城下町には、足軽長屋(=住まい)、旧武家屋敷「石黒家住宅」、大名庭園の「清水園」が併設して残っています。こちらもぜひ足を運んでみてください。
目次
新発田城へのアクセス方法
飛行機で行く場合
▼レンタカーは以下
・トヨタレンタカー 新潟空港店 TEL:025-270-0100
・日産レンタカー 新潟空港店 TEL:025-272-3623
・ニッポンレンタカー 新潟空港営業所 TEL:025-272-0956
・オリックスレンタカー新潟空港店 TEL:025-275-0543
▼バスで行かれる場合
新潟空港からバスでJR新潟駅前に向かい(約35分)
新潟駅からE46大形線で新発田営業所行きに乗車、神明前下車で到着します。(約1時間)
神明前から徒歩9分で新発田城です。
・トヨタレンタカー 新潟空港店 TEL:025-270-0100
・日産レンタカー 新潟空港店 TEL:025-272-3623
・ニッポンレンタカー 新潟空港営業所 TEL:025-272-0956
・オリックスレンタカー新潟空港店 TEL:025-275-0543
▼バスで行かれる場合
新潟空港からバスでJR新潟駅前に向かい(約35分)
新潟駅からE46大形線で新発田営業所行きに乗車、神明前下車で到着します。(約1時間)
神明前から徒歩9分で新発田城です。
新幹線・電車で行く場合
新潟新幹線:新潟駅下車
ここから経路は2つ
A.新発田駅経路のコース
・JR新潟駅からJR新発田駅まで36分
・JR新発田駅からタクシーで約6分
・JR新発田駅から徒歩で約21分
B.新潟駅からバスで直行のコース
・新潟駅からE46大形線で新発田営業所行きに乗車、「神明前」下車(約1時間)
・バス停「神明前」から徒歩9分で新発田城です。
ここから経路は2つ
A.新発田駅経路のコース
・JR新潟駅からJR新発田駅まで36分
・JR新発田駅からタクシーで約6分
・JR新発田駅から徒歩で約21分
B.新潟駅からバスで直行のコース
・新潟駅からE46大形線で新発田営業所行きに乗車、「神明前」下車(約1時間)
・バス停「神明前」から徒歩9分で新発田城です。
車で行く場合
新潟空港から新新バイパス(国道7号線)にのって28分
■新発田城、カーナビの登録は以下の情報で!
住所:〒957-0052 新潟県新発田市大手町6丁目4
■新発田城、カーナビの登録は以下の情報で!
住所:〒957-0052 新潟県新発田市大手町6丁目4
駐車場
新発田城址公園駐車場
住所:〒957-0052 新潟県新発田市大手町3丁目2−19
100台、大型5台(無料)※アイネス新発田(=市庁舎や公園施設の総称)利用時
7台、大型3台(無料)※城址公園利用時
住所:〒957-0052 新潟県新発田市大手町3丁目2−19
100台、大型5台(無料)※アイネス新発田(=市庁舎や公園施設の総称)利用時
7台、大型3台(無料)※城址公園利用時
新発田城、最寄りの場所からのアクセス方法
新潟県新発田市にある平山城で、JR白新線・羽越本線「新発田駅」より北西へ徒歩約25分の位置にあります。
本丸の形が舟のように見えることから「舟形城」と呼ばれたり、周囲が湿地で菖蒲(あやめ)がたくさん咲いていたことから「菖蒲城」とも呼ばれています。
新発田城へは車が便利です。車でお越しの際は、小さい駐車場が城のお堀を囲うようにいくつかありますので、そこを活用されるのが便利でしょう。(新発田城址公園駐車場は、まずまずのスペースがあります。城の近くギリギリに駐車したい人は、新潟県思いやり駐車場が良いでしょう。)
電車ではJR白新線・羽越本線「新発田駅」が最寄り駅となりますが、徒歩で25分ぐらいかかるのでタクシーを活用されると便利かと思います。(新発田城表門までと言うとわかりやすいです。)
本丸の形が舟のように見えることから「舟形城」と呼ばれたり、周囲が湿地で菖蒲(あやめ)がたくさん咲いていたことから「菖蒲城」とも呼ばれています。
新発田城へは車が便利です。車でお越しの際は、小さい駐車場が城のお堀を囲うようにいくつかありますので、そこを活用されるのが便利でしょう。(新発田城址公園駐車場は、まずまずのスペースがあります。城の近くギリギリに駐車したい人は、新潟県思いやり駐車場が良いでしょう。)
電車ではJR白新線・羽越本線「新発田駅」が最寄り駅となりますが、徒歩で25分ぐらいかかるのでタクシーを活用されると便利かと思います。(新発田城表門までと言うとわかりやすいです。)
新発田城を散策する
本丸表門
本丸表門について
1732年に再建された現存の櫓門で、国の重要文化財に指定されています。2階に格子窓を設け、門の真上の床を外して石落としとする構造となっています。また、石垣上端の付門から中に入ることができ、中は薄暗いながらも江戸時代当時の戦いを想定した作りが生々しく感じられます。
1732年に再建された現存の櫓門で、国の重要文化財に指定されています。2階に格子窓を設け、門の真上の床を外して石落としとする構造となっています。また、石垣上端の付門から中に入ることができ、中は薄暗いながらも江戸時代当時の戦いを想定した作りが生々しく感じられます。
辰巳櫓
表門から本丸に入り、右側に向かうと辰巳櫓です。
新発田城の辰巳櫓は2004年(平成16年)に三階櫓とともに復元され、一般公開されています。辰巳櫓は、表門に向かって正面右手、本丸から見て南東(辰巳)の位置にあり、本造の二層二階櫓で、入母屋造、本瓦葺きです。
かつて、赤穂義士堀部安兵衛の父が管理責任者で、櫓の焼失の責任をとって浪人となりました。その後、安兵衛は、家名再興のため江戸に出て、高田馬場の敵討によって名を遂げました。
新発田城の辰巳櫓は2004年(平成16年)に三階櫓とともに復元され、一般公開されています。辰巳櫓は、表門に向かって正面右手、本丸から見て南東(辰巳)の位置にあり、本造の二層二階櫓で、入母屋造、本瓦葺きです。
かつて、赤穂義士堀部安兵衛の父が管理責任者で、櫓の焼失の責任をとって浪人となりました。その後、安兵衛は、家名再興のため江戸に出て、高田馬場の敵討によって名を遂げました。
旧二の丸隅櫓
表門から本丸に入り左側に向かうと二の丸隅櫓です。
「あれ、本丸に入ったのになんで二の丸隅櫓なの?」と疑問になる方もいると思います。
これは元々本丸鉄炮櫓があった場所に、二の丸にあった隅櫓を移築したためです。
新発田城の二の丸隅櫓は表門とともに廃城令での破却をまぬがれた貴重な遺構で、層塔型2重2階の移築現存の二重櫓です。1957年(昭和32年)6月に国の重要文化財指定にともなって、本丸鉄砲櫓跡に移築されました。
「あれ、本丸に入ったのになんで二の丸隅櫓なの?」と疑問になる方もいると思います。
これは元々本丸鉄炮櫓があった場所に、二の丸にあった隅櫓を移築したためです。
新発田城の二の丸隅櫓は表門とともに廃城令での破却をまぬがれた貴重な遺構で、層塔型2重2階の移築現存の二重櫓です。1957年(昭和32年)6月に国の重要文化財指定にともなって、本丸鉄砲櫓跡に移築されました。
独特の海鼠塀
一度、本丸表門を出たら眺めてほしいのが、新発田城の美しい海鼠塀です。
外壁と櫓の下層部分に使われています。
「海鼠塀」とは平瓦を並べ、瓦の継ぎ目に漆喰を盛り付けて塗った壁のことを指し、漆喰部分の盛り上がりがなまこに似ていることから「なまこ壁」という名前がつきました。
黒い瓦を白い漆喰でしっかりと固め、格子状にしたそのデザインは、見た目の美しさもさることながら、機能面においても弾丸や矢による敵の攻撃や、雨風等の天候による壁へのダメージを減らすという役割を持っています。
外壁と櫓の下層部分に使われています。
「海鼠塀」とは平瓦を並べ、瓦の継ぎ目に漆喰を盛り付けて塗った壁のことを指し、漆喰部分の盛り上がりがなまこに似ていることから「なまこ壁」という名前がつきました。
黒い瓦を白い漆喰でしっかりと固め、格子状にしたそのデザインは、見た目の美しさもさることながら、機能面においても弾丸や矢による敵の攻撃や、雨風等の天候による壁へのダメージを減らすという役割を持っています。
天守三階櫓(三階櫓)と三匹の鯱
天守(三階櫓)へは本丸内からいけないため、内堀をぐるりと東側に回り込むように向かいます。途中、川に抜けるための船着き場があります。
三階櫓は、築城当初からあったわけではありません。築城当初、その場所には二層の戌亥櫓が建っていました。これを後に三階櫓に再建したのです。当時この三階櫓が、新発田城の実質的な天守閣となっていました。しかし、天守閣の新たな建設を認めないという幕府の方針や外様大名という立場による遠慮から、これを天守閣とは呼ばず、三階櫓と呼んでいました。
お城につきものの鯱鉾は、櫓や門の棟の両端に「対」で飾られるというのが常識ですが、新発田城三階櫓には三匹の鯱が飾られていました。三階櫓の屋根の棟が丁字型であったため三匹の鯱が飾られており、一説によると、三匹にすることで向かってくる敵の方向感覚を狂わせる狙いがあったのではないかと言われてもいます。なぜ特殊な屋根の形にしたのかを解決する明確な資料は、今のところ見つかっていません。
三階櫓は、築城当初からあったわけではありません。築城当初、その場所には二層の戌亥櫓が建っていました。これを後に三階櫓に再建したのです。当時この三階櫓が、新発田城の実質的な天守閣となっていました。しかし、天守閣の新たな建設を認めないという幕府の方針や外様大名という立場による遠慮から、これを天守閣とは呼ばず、三階櫓と呼んでいました。
お城につきものの鯱鉾は、櫓や門の棟の両端に「対」で飾られるというのが常識ですが、新発田城三階櫓には三匹の鯱が飾られていました。三階櫓の屋根の棟が丁字型であったため三匹の鯱が飾られており、一説によると、三匹にすることで向かってくる敵の方向感覚を狂わせる狙いがあったのではないかと言われてもいます。なぜ特殊な屋根の形にしたのかを解決する明確な資料は、今のところ見つかっていません。
新発田城、近くの観光地情報
新発田城下町やおすすめ観光スポットについてご紹介します。
おすすめ観光スポット①|清水谷御殿庭園
清水谷御殿庭園は、新発田藩によってつくられた池泉回遊式の日本庭園です。2003年に「旧新発田藩下屋敷(清水谷御殿)庭園および五十公野御茶屋庭園」として国指定名勝に指定されました。
庭園の広さは15180平方メートルあり、近江八景を取り入れた純京都風につくられています。また、州浜や岬燈篭などの多くの技法を使い、巧みな遠近法も見られます。庭石を多く使わない江戸初期の特徴を持ちながら、船着き場の石組の構図は素晴らしいものとなっています。
見どころは、「書院」から望む庭園の美しさや絶妙な位置に配置された3つの茶室などです。池の水には季節ごとの樹木の色が映えており、どこを切り取っても絵になる景色です。園内には新発田藩の資料や赤穂浪士のひとり堀部安兵衛を顕彰する資料も展示されています。また、新発田藩の歴代藩主は、茶道に力を入れていたこともあり、現在でも清水園や五十公野御茶屋などでお茶会が開催されています。
庭園の広さは15180平方メートルあり、近江八景を取り入れた純京都風につくられています。また、州浜や岬燈篭などの多くの技法を使い、巧みな遠近法も見られます。庭石を多く使わない江戸初期の特徴を持ちながら、船着き場の石組の構図は素晴らしいものとなっています。
見どころは、「書院」から望む庭園の美しさや絶妙な位置に配置された3つの茶室などです。池の水には季節ごとの樹木の色が映えており、どこを切り取っても絵になる景色です。園内には新発田藩の資料や赤穂浪士のひとり堀部安兵衛を顕彰する資料も展示されています。また、新発田藩の歴代藩主は、茶道に力を入れていたこともあり、現在でも清水園や五十公野御茶屋などでお茶会が開催されています。
新発田城から清水谷御殿庭園への行き方
新発田城から清水谷御殿庭園へは徒歩で約20分ほど、旧城下町の風情を見ながら散策できます。
新発田城の御城印と百名城スタンプ
新発田城の御城印
新発田城では不定期に御城印を販売しています。
2022年4月1日(金)〜5月8日(日) 新発田の春まつり」の期間限定で発売。
新発田城表門前の安兵衛茶屋
住所:〒957-0052 新潟県新発田市大手町5
TEL:0254-26-6789
料金は1枚500円です。
2022年4月1日(金)〜5月8日(日) 新発田の春まつり」の期間限定で発売。
新発田城表門前の安兵衛茶屋
住所:〒957-0052 新潟県新発田市大手町5
TEL:0254-26-6789
料金は1枚500円です。
新発田城の日本百名城スタンプ
新発田城の日本百名城スタンプは以下で押せます。
新発田城表門
住所:〒957-0052 新潟県新発田市大手町6
開館期間: 4月~11月
開館時間: 9:00~17:00
新発田城表門
住所:〒957-0052 新潟県新発田市大手町6
開館期間: 4月~11月
開館時間: 9:00~17:00
新発田城の入城情報
所在地
開城時間
4月~11月の9:00~17:00
休城日
12月~3月は冬季閉鎖。外観はご覧いただけます
料金
無料
製作スタッフ紹介
記事&写真担当
歴史作家。城郭ナビゲーター。
城巡り歴は約40年ほど。防衛施設としての城もさることながら城下町としての街づくりが好き。
特に江戸時代の教育・文化・経済に強く惹かれています。
日本100名城、日本続100名城を中心に訪れたお城の数は150城を超え、2025年に200城を目指し日夜研鑽中。
現在、城トリップで仲間たちと城巡りの情報交換を行いながら記事更新しています。
城巡り歴は約40年ほど。防衛施設としての城もさることながら城下町としての街づくりが好き。
特に江戸時代の教育・文化・経済に強く惹かれています。
日本100名城、日本続100名城を中心に訪れたお城の数は150城を超え、2025年に200城を目指し日夜研鑽中。
現在、城トリップで仲間たちと城巡りの情報交換を行いながら記事更新しています。