世界遺産の城郭、城の魅力すべてがここに
姫路城(シロトピア公園から見た)
姫路城の見どころとイベント
日本のお城の魅力のすべてが凝縮された城、それが姫路城です。
大天守と小天守を渡櫓でつなぐ白亜の天守群は国宝でしかも気品ある美しさです。
まるで迷路のような城郭は、櫓・門・土塀の74か所が国の重要文化財に指定されています。
さらに、日本庭園「好古園」は当時の姫路城西御屋敷跡・武家屋敷等の遺構をそのまま作庭され、春は桜やボタン、秋は紅葉や菊の花が綺麗に咲き誇り、独特の色彩空間を四季を通じて見せてくれます。
イベントも豊富で、2月の姫路城マラソンを皮切りに、5月のお城まつり、6月のゆかたまつりと四季を通じて来城者を楽しませてくれます。
大天守と小天守を渡櫓でつなぐ白亜の天守群は国宝でしかも気品ある美しさです。
まるで迷路のような城郭は、櫓・門・土塀の74か所が国の重要文化財に指定されています。
さらに、日本庭園「好古園」は当時の姫路城西御屋敷跡・武家屋敷等の遺構をそのまま作庭され、春は桜やボタン、秋は紅葉や菊の花が綺麗に咲き誇り、独特の色彩空間を四季を通じて見せてくれます。
イベントも豊富で、2月の姫路城マラソンを皮切りに、5月のお城まつり、6月のゆかたまつりと四季を通じて来城者を楽しませてくれます。
目次
姫路城へのアクセス方法
飛行機で行く場合
神戸空港から車・タクシーで約1時間20分
▼レンタカーは以下
・トヨタレンタカー 神戸空港 TEL:078-841-9800
・ニッポンレンタカー 神戸空港カウンター TEL:078-231-0911
・スカイレンタカー 神戸空港店 TEL:078-302-1223
神戸空港から電車で約1時間25分
最寄り駅:JR姫路駅
・JR姫路駅からバスで約5分(姫路駅北口から神姫バスに乗車し「大手門前」で下車してください。バス停から姫路城までは徒歩で約5分です。)
バスの時刻表検索は以下
https://navi.shinkibus.jp/snk
・JR姫路駅から徒歩で20分。
▼レンタカーは以下
・トヨタレンタカー 神戸空港 TEL:078-841-9800
・ニッポンレンタカー 神戸空港カウンター TEL:078-231-0911
・スカイレンタカー 神戸空港店 TEL:078-302-1223
神戸空港から電車で約1時間25分
最寄り駅:JR姫路駅
・JR姫路駅からバスで約5分(姫路駅北口から神姫バスに乗車し「大手門前」で下車してください。バス停から姫路城までは徒歩で約5分です。)
バスの時刻表検索は以下
https://navi.shinkibus.jp/snk
・JR姫路駅から徒歩で20分。
新幹線・電車で行く場合
東海道・山陽新幹線:姫路駅からバスで約5分姫路駅北口から神姫バスに乗車し「大手門前」で下車してください。バス停から姫路城までは徒歩で約5分です。)
バスの時刻表検索は以下から!
https://navi.shinkibus.jp/snk
東海道・山陽新幹線:姫路駅から徒歩で20分
バスの時刻表検索は以下から!
https://navi.shinkibus.jp/snk
東海道・山陽新幹線:姫路駅から徒歩で20分
車で行く場合
・山陽自動車道 山陽姫路東ICから車で約15分
・山陽自動車道 山陽姫路西ICから車で約20分
■姫路城、カーナビの登録は以下の情報から!
住所:兵庫県姫路市本町68番地 姫路城三の丸広場北側
TEL:079-285-1146
・山陽自動車道 山陽姫路西ICから車で約20分
■姫路城、カーナビの登録は以下の情報から!
住所:兵庫県姫路市本町68番地 姫路城三の丸広場北側
TEL:079-285-1146
駐車場
・城の北駐車場
場所:兵庫県姫路市本町68番地269
利用時間:終日
料金:最初の30分以内 無料
30分を超えて1時間以内 200円
1時間を超えて3時間以内 600円
3時間を超えて1日以内 900円
※入庫時刻から24時間を1日とします。
収容台数:普通車等148台(内 身障者3区画)
お問い合わせ:駐車場管理センター・イーグレ地下駐車場
TEL:079-281-8338
・姫山駐車場
場所:兵庫県姫路市本町68番地56
利用時間:終日
料金:最初の3時間以内 600円
3時間を超えて1日以内 900円
※入庫時刻から24時間を1日とします。
収容台数:普通車等246台(内身障者5区画)
お問い合わせ:駐車場管理センター・イーグレ地下駐車場
TEL:079-281-8338
・大手前公園地下駐車場
場所:兵庫県姫路市本町68番地
利用時間:7時~23時
料金:[普通車]
最初の30分以内 200円
30分超1時間以内 400円
以後30分ごと 150円
場所:兵庫県姫路市本町68番地269
利用時間:終日
料金:最初の30分以内 無料
30分を超えて1時間以内 200円
1時間を超えて3時間以内 600円
3時間を超えて1日以内 900円
※入庫時刻から24時間を1日とします。
収容台数:普通車等148台(内 身障者3区画)
お問い合わせ:駐車場管理センター・イーグレ地下駐車場
TEL:079-281-8338
・姫山駐車場
場所:兵庫県姫路市本町68番地56
利用時間:終日
料金:最初の3時間以内 600円
3時間を超えて1日以内 900円
※入庫時刻から24時間を1日とします。
収容台数:普通車等246台(内身障者5区画)
お問い合わせ:駐車場管理センター・イーグレ地下駐車場
TEL:079-281-8338
・大手前公園地下駐車場
場所:兵庫県姫路市本町68番地
利用時間:7時~23時
料金:[普通車]
最初の30分以内 200円
30分超1時間以内 400円
以後30分ごと 150円
姫路城、最寄りの場所からのアクセス方法
ユネスコの世界遺産にも選ばれている世界的な名城です。
兵庫県姫路市にある平山城で、JR山陽新幹線・山陽線・播但線「姫路駅」から北にやや上りの道を徒歩10分、JR播但線「京口駅」から西に徒歩12分の位置にあります。
鷺山の丘陵に建てられたことと白漆喰で塗られた城壁の美しさが相まって「白鷺城」とも称されています。
多くの見どころを有する姫路城の建造物をご紹介するために、JR姫路城から当時の大手道があった「大手通り」を通り、中の門跡の紹介を皮切りに、大手門から天守丸(大天守と小天守群)に進む順路に沿って主な曲輪とその建造物をご紹介していきます。まずは本丸、天守丸まで向かう上りの道筋です。
兵庫県姫路市にある平山城で、JR山陽新幹線・山陽線・播但線「姫路駅」から北にやや上りの道を徒歩10分、JR播但線「京口駅」から西に徒歩12分の位置にあります。
鷺山の丘陵に建てられたことと白漆喰で塗られた城壁の美しさが相まって「白鷺城」とも称されています。
多くの見どころを有する姫路城の建造物をご紹介するために、JR姫路城から当時の大手道があった「大手通り」を通り、中の門跡の紹介を皮切りに、大手門から天守丸(大天守と小天守群)に進む順路に沿って主な曲輪とその建造物をご紹介していきます。まずは本丸、天守丸まで向かう上りの道筋です。
姫路城を散策する
姫路城の大手通、中の門
まずは姫路城に向かう大手通です。
JR姫路城を出てはるかに見える姫路城に向かってまっすぐのびる大手通りをまっすぐ進むと、大手前交差点の左手に石垣の跡が見えてきます。
これが【中の門跡】です。江戸時代はこの門から先に武家屋敷など家来の居住地がありました。
JR姫路城を出てはるかに見える姫路城に向かってまっすぐのびる大手通りをまっすぐ進むと、大手前交差点の左手に石垣の跡が見えてきます。
これが【中の門跡】です。江戸時代はこの門から先に武家屋敷など家来の居住地がありました。
姫路城入口(大手門)から本丸チケット売り場まで(三の丸の櫓や門)
更にまっすぐ向かうとまず見えてくるのが桜門橋と大手門です。この大手門を越えると三の丸に入ります。
三の丸は現在多目的公園となっており、大手門すぐに多目的トイレ東側の道を北に上がっていくと姫路城の入場券売り場が左手に見えてきます。三の丸西側には「千姫牡丹園」があり5月から6月にかけて見頃を迎えます。
三の丸は現在多目的公園となっており、大手門すぐに多目的トイレ東側の道を北に上がっていくと姫路城の入場券売り場が左手に見えてきます。三の丸西側には「千姫牡丹園」があり5月から6月にかけて見頃を迎えます。
二の丸と菱の門、三国堀
入場するとまず菱の門が見えます。西側にある石垣と土塀で枡形虎口を形成し門の片側が石垣に乗る変則的な櫓門で、西側には番所詰所、東側には馬見所があります。【菱の門】を越える右側に【三国堀】が見えます。
【三国堀】は、初代藩主池田輝政が治めた所領の播磨・淡路・備前の三国に由来し、雨水をろ過する役目があったとされます。
【三国堀】は、初代藩主池田輝政が治めた所領の播磨・淡路・備前の三国に由来し、雨水をろ過する役目があったとされます。
ろの門→はの門→にの門(乾曲輪)へ
【三国掘】を右に見ながら【いの門】を越えると上山里曲輪です。
更にまっすぐ行くと【ろの門】があり、これが天守への入口になります。
【ろの門東方土塀】を右に見ながら少し坂を上ると突き当ります。ここを左折すれば西の丸へ、右折すれば本丸へと続きます。
今回は、右折して左に巡るように坂を上ります。上ったところに【にの門】があります。
【にの門】をくぐると乾曲輪です。
更にまっすぐ行くと【ろの門】があり、これが天守への入口になります。
【ろの門東方土塀】を右に見ながら少し坂を上ると突き当ります。ここを左折すれば西の丸へ、右折すれば本丸へと続きます。
今回は、右折して左に巡るように坂を上ります。上ったところに【にの門】があります。
【にの門】をくぐると乾曲輪です。
にの門→ほの門(西北腰曲輪)、そして天守群へ
乾曲輪から【ほの門】へ坂を上ると天守丸への入り口【ほの門(埋門)】です。門をくぐるとすぐ左手に【イの渡櫓】【ロの渡櫓】があり、右手にぐるりと向かえば大小7つの櫓群からなる姫路城天守閣へ入口となる【水の一門】があります。
姫路城の天守群
水の門は全部で6つあり、【水の一門】→【水の二門】→【水の三門】→【水の四門】→【水の五門】と進み、【西小天守】入口の【水の六門】をくぐって天守群に入っていきます。
天守が国宝に指定されているのは、姫路城をはじめ、松本城、犬山城、彦根城、松江城の5基のみで、その中でも天守群(天守・小天守・渡櫓)7棟は最多の数になります。
天守群は暗く非常に入り組んでいるので順路に従って進んでいきましょう。
天守が国宝に指定されているのは、姫路城をはじめ、松本城、犬山城、彦根城、松江城の5基のみで、その中でも天守群(天守・小天守・渡櫓)7棟は最多の数になります。
天守群は暗く非常に入り組んでいるので順路に従って進んでいきましょう。
大天守
姫路城の【大天守】は、連立式望楼型の5重6階地下1階の木造建築物です。
天守の外観は最上部以外の壁面は大壁塗りで、屋根の意匠は複数層にまたがる巨大な入母屋破風に加えて、緩やかな曲線を描く唐破風(からはふ)、山なりの千鳥破風(ちどりはふ)に懸魚が施され多様性に富んでいます。最上階を除く窓はほとんどで格子がはめ込まれています。最上階からは、姫路の城下町が一望できるはもちろんのこと、迷路のような曲輪を櫓や土塀が囲む、何とも美しい迷路のような姿が見られるのは、この姫路城以外にはありません。
【大天守】の内部へは、【西小天守】入口の【水の六門】そして【ハの渡櫓】を通って入っていきます。
穴蔵と呼ばれている地下1階には、 簀の子の洗い場(流し台)や厠(=おトイレ)が3箇所設置されています。
1階に上ると、北側に【東小天守】と接続する【イの渡櫓】、西側に【西小天守】と接続する【ニの渡櫓】が見えます。
2階はほぼ一階と同じつくりで武者走りが囲み、鉄砲や槍などが掛けられる武具掛が付けられています。
3階には破風部屋と武者隠(むしゃがくし)と呼ばれる小部屋が数箇所設けられ、また、窓際に石打棚(いしうちだな)という階段付きの台が設けてあり、屋根の位置の関係で高い位置に開けられた窓が使えるように、高さを補っている箇所が見られます。
4階は、三階同様に石打棚と武具掛けのある比翼入母屋破風があります。
5階は、大広間一室で、最上階は部屋の中央に柱を立てず、書院造の要素を取り入れ長押や棹縁天井など書院風の意匠が用いられています。
天守の外観は最上部以外の壁面は大壁塗りで、屋根の意匠は複数層にまたがる巨大な入母屋破風に加えて、緩やかな曲線を描く唐破風(からはふ)、山なりの千鳥破風(ちどりはふ)に懸魚が施され多様性に富んでいます。最上階を除く窓はほとんどで格子がはめ込まれています。最上階からは、姫路の城下町が一望できるはもちろんのこと、迷路のような曲輪を櫓や土塀が囲む、何とも美しい迷路のような姿が見られるのは、この姫路城以外にはありません。
【大天守】の内部へは、【西小天守】入口の【水の六門】そして【ハの渡櫓】を通って入っていきます。
穴蔵と呼ばれている地下1階には、 簀の子の洗い場(流し台)や厠(=おトイレ)が3箇所設置されています。
1階に上ると、北側に【東小天守】と接続する【イの渡櫓】、西側に【西小天守】と接続する【ニの渡櫓】が見えます。
2階はほぼ一階と同じつくりで武者走りが囲み、鉄砲や槍などが掛けられる武具掛が付けられています。
3階には破風部屋と武者隠(むしゃがくし)と呼ばれる小部屋が数箇所設けられ、また、窓際に石打棚(いしうちだな)という階段付きの台が設けてあり、屋根の位置の関係で高い位置に開けられた窓が使えるように、高さを補っている箇所が見られます。
4階は、三階同様に石打棚と武具掛けのある比翼入母屋破風があります。
5階は、大広間一室で、最上階は部屋の中央に柱を立てず、書院造の要素を取り入れ長押や棹縁天井など書院風の意匠が用いられています。
小天守と渡櫓について
【東小天守】
3重3階・地下1階で天守丸の北東に位置し、丑寅櫓(うしとらやぐら)とも呼ばれていました。火灯窓や軒唐破風がなく外観は簡素な作りとなっています。
【乾小天守】
3重4階・地下1階で天守丸の北西に位置し、乾櫓(いぬいやぐら)と呼ばれていました。使われている木材の古さから秀吉が築城した三重天守であったのではという説もあります。
【西小天守】
3重3階・地下2階で天守丸の南西に位置し、未申櫓(ひつじさるやぐら)と呼ばれていました。【水の六門】が付属しています。
【イの渡櫓】【ロの渡櫓】【ハの渡櫓】【ニの渡櫓】
大天守と各小天守を連結している渡櫓で、【イの渡櫓】【ロの渡櫓】【ハの渡櫓】の渡櫓はいずれも2重2階・地下1階。
【ニの渡櫓】は【水の五門】が付属して2重2階の櫓門になっています。
天守群と渡櫓群で囲まれた内側に台所櫓があり大天守地階(穴倉)と【ロの渡櫓】1階を繋いでいます。
3重3階・地下1階で天守丸の北東に位置し、丑寅櫓(うしとらやぐら)とも呼ばれていました。火灯窓や軒唐破風がなく外観は簡素な作りとなっています。
【乾小天守】
3重4階・地下1階で天守丸の北西に位置し、乾櫓(いぬいやぐら)と呼ばれていました。使われている木材の古さから秀吉が築城した三重天守であったのではという説もあります。
【西小天守】
3重3階・地下2階で天守丸の南西に位置し、未申櫓(ひつじさるやぐら)と呼ばれていました。【水の六門】が付属しています。
【イの渡櫓】【ロの渡櫓】【ハの渡櫓】【ニの渡櫓】
大天守と各小天守を連結している渡櫓で、【イの渡櫓】【ロの渡櫓】【ハの渡櫓】の渡櫓はいずれも2重2階・地下1階。
【ニの渡櫓】は【水の五門】が付属して2重2階の櫓門になっています。
天守群と渡櫓群で囲まれた内側に台所櫓があり大天守地階(穴倉)と【ロの渡櫓】1階を繋いでいます。
天守群から備前丸(本丸)
天守群の建物内を順路通り進むと、【西小天守】からもう一度外に出ると階段を下って備前丸に出ます。
備前丸は広場のようになってますので、姫路の街並みや姫路城の天守を撮影するにはうってつけの場所です。
この備前丸を東側に進んでいくと【折廻櫓】と【備前門】があります。ここから下城の道筋です。
備前丸は広場のようになってますので、姫路の街並みや姫路城の天守を撮影するにはうってつけの場所です。
この備前丸を東側に進んでいくと【折廻櫓】と【備前門】があります。ここから下城の道筋です。
東曲輪
備前門を下ると東曲輪です。
東曲輪は城の防御において射撃などを行う場所として築かれました。
そのため、城内に997個造られた白壁の鉄炮狭間の中でも特にきれいに保存されております。ぜひしっかり見学いただきたいポイントですね。
下るとすぐ左手に【井郭櫓】があり置くには番所がありました。
これを左折するとすぐに帯の櫓があります。
【帯の櫓】は1重1階(地下1階)で約23mの石垣の上にコの字型に建てられています。コの字の内側は下れる階段状になっています。
更に進んでいくと帯郭櫓があります。
【帯郭櫓】は2重2階で1階2階ともに3部屋に区切られ、1階には石打棚があります。
この櫓は切腹丸と呼ばれていましたが、切腹が行われたわけではなく単に建物の形状やその薄暗い雰囲気などから切腹の場を連想させることにより呼ばれるようになったと見られています。
東曲輪は城の防御において射撃などを行う場所として築かれました。
そのため、城内に997個造られた白壁の鉄炮狭間の中でも特にきれいに保存されております。ぜひしっかり見学いただきたいポイントですね。
下るとすぐ左手に【井郭櫓】があり置くには番所がありました。
これを左折するとすぐに帯の櫓があります。
【帯の櫓】は1重1階(地下1階)で約23mの石垣の上にコの字型に建てられています。コの字の内側は下れる階段状になっています。
更に進んでいくと帯郭櫓があります。
【帯郭櫓】は2重2階で1階2階ともに3部屋に区切られ、1階には石打棚があります。
この櫓は切腹丸と呼ばれていましたが、切腹が行われたわけではなく単に建物の形状やその薄暗い雰囲気などから切腹の場を連想させることにより呼ばれるようになったと見られています。
上山里曲輪(二の丸)
東曲輪内の最後、【太鼓櫓(への櫓)】を抜けると、上山里曲輪です。
曲輪内には、【チの櫓】、【リの二渡櫓】、【リの一渡櫓】と【ぬの門】です。
【リの一渡櫓】は脇戸付きの鉄板張り二重櫓門で一層目は鉄格子窓、二層目は出格子窓があり、東側石垣側には巨石を置き鏡石としています。
曲輪内には、【チの櫓】、【リの二渡櫓】、【リの一渡櫓】と【ぬの門】です。
【リの一渡櫓】は脇戸付きの鉄板張り二重櫓門で一層目は鉄格子窓、二層目は出格子窓があり、東側石垣側には巨石を置き鏡石としています。
もう一度ろの門へ
【ぬの門】をくぐり、真っすぐ進むと、右手に【ろの門】が見えてきます。
(左に下りながら進むと三国掘、出口となりますのでお気を付けください)
再度【ろの門】をくぐり今度は左側に向かい西の丸を目指します。
(左に下りながら進むと三国掘、出口となりますのでお気を付けください)
再度【ろの門】をくぐり今度は左側に向かい西の丸を目指します。
西の丸
右手すぐ大きな木の先に【化粧櫓】があります。これが西の丸の入り口にあたります。
西の丸は主に、城主の住まいがあった場所で、曲輪の西側は石垣を囲むように渡櫓となり曲輪内の庭園と城下がいたるところから見えるように様に工夫されています。
櫓は南から北にかけて【ワの櫓】【レの渡櫓】【ヲの櫓】【タの渡櫓】【ルの櫓】【ヨの渡櫓】【ヌの櫓】【カの渡櫓】【化粧櫓】と9つの櫓が連なって構成されています。【ワの櫓】から【化粧櫓】までつながる櫓と渡櫓群の内部を総称して【百間廊下】ともいいます。
【ワの櫓】が入口となり櫓内を見学できますのでぜひ体験してみてください。
渡櫓内も単に廊下ではなく、様々な家来が控える部屋に仕切られていて興味深いです。
最後の【化粧櫓】は徳川家康の孫、千姫が輿入れ(=嫁入り)の際に建てられたといわれ、当時の部屋の様子が再現され、着ていた着物の展示もあります。
西の丸は主に、城主の住まいがあった場所で、曲輪の西側は石垣を囲むように渡櫓となり曲輪内の庭園と城下がいたるところから見えるように様に工夫されています。
櫓は南から北にかけて【ワの櫓】【レの渡櫓】【ヲの櫓】【タの渡櫓】【ルの櫓】【ヨの渡櫓】【ヌの櫓】【カの渡櫓】【化粧櫓】と9つの櫓が連なって構成されています。【ワの櫓】から【化粧櫓】までつながる櫓と渡櫓群の内部を総称して【百間廊下】ともいいます。
【ワの櫓】が入口となり櫓内を見学できますのでぜひ体験してみてください。
渡櫓内も単に廊下ではなく、様々な家来が控える部屋に仕切られていて興味深いです。
最後の【化粧櫓】は徳川家康の孫、千姫が輿入れ(=嫁入り)の際に建てられたといわれ、当時の部屋の様子が再現され、着ていた着物の展示もあります。
姫路城の石垣と内堀
姫路城の石垣を三の丸に出たところから、東側に回り込みながら見ていきたいと思います。
姫路城の石垣は、その築城年代により工法が異なります。
東側に回り込んで最初に目にするのが、二の丸太鼓櫓南方土塀下の石垣で、黒田官兵衛が設計したものとされています。
羽柴氏時代、1580年(天正8年)-1582年(天正10年)に築かれた石垣で、二の丸に多く残ります。工法は初期の野面積みが主になります。
池田氏時代の石垣は、1601年(慶長6年)-1609年(慶長14年)に築かれた石垣で、本丸に多く残ります。打ち込み接ぎ、算木積みが主になり、いわゆる「扇の勾配」といわれる日本の城の美しさを表現する曲線的な配列になっています。
本多氏時代の石垣は、1618年(元和4年頃)に築かれた石垣で、西の丸に多く残ります。打ち込み接ぎ、算木積みが主です。
江戸時代の石垣は、1867年(慶応3年)までに行われた三の丸など各所の補修に使われており、切り込み接ぎという整然とした配列が特徴の工法となっています。
姫路城の内堀は、城の北側で別れ、ロの隅櫓を北端にした本丸・天守丸二の丸側と北勢隠と呼ばれる内地に分かれ内側から外側に向けて反時計回りで渦のように城を囲み城北側の北勢隠門跡から船場川へとつながっています。
船場川の中洲が小径となっており、千姫がよく散歩をした「千姫の小径」として残っています。
姫路城の石垣は、その築城年代により工法が異なります。
東側に回り込んで最初に目にするのが、二の丸太鼓櫓南方土塀下の石垣で、黒田官兵衛が設計したものとされています。
羽柴氏時代、1580年(天正8年)-1582年(天正10年)に築かれた石垣で、二の丸に多く残ります。工法は初期の野面積みが主になります。
池田氏時代の石垣は、1601年(慶長6年)-1609年(慶長14年)に築かれた石垣で、本丸に多く残ります。打ち込み接ぎ、算木積みが主になり、いわゆる「扇の勾配」といわれる日本の城の美しさを表現する曲線的な配列になっています。
本多氏時代の石垣は、1618年(元和4年頃)に築かれた石垣で、西の丸に多く残ります。打ち込み接ぎ、算木積みが主です。
江戸時代の石垣は、1867年(慶応3年)までに行われた三の丸など各所の補修に使われており、切り込み接ぎという整然とした配列が特徴の工法となっています。
姫路城の内堀は、城の北側で別れ、ロの隅櫓を北端にした本丸・天守丸二の丸側と北勢隠と呼ばれる内地に分かれ内側から外側に向けて反時計回りで渦のように城を囲み城北側の北勢隠門跡から船場川へとつながっています。
船場川の中洲が小径となっており、千姫がよく散歩をした「千姫の小径」として残っています。
武家屋敷跡やその他遺構
現在の姫路城の城跡は、東側を野里街道が南北に通り、南側を東西に城南線が走り、北を中濠跡が仕切り、西を船場川が南北に流れて仕切られている。
武家屋敷は、その城南線の北側、姫路城西の丸の南側、城西南側の隅にあたる好古園(旧姫路城西御屋敷跡・武家屋敷跡)と城南線を挟んでその南側の家老屋敷跡公園に分かれて集中して存在する。
武家屋敷は、その城南線の北側、姫路城西の丸の南側、城西南側の隅にあたる好古園(旧姫路城西御屋敷跡・武家屋敷跡)と城南線を挟んでその南側の家老屋敷跡公園に分かれて集中して存在する。
好古園(旧姫路城西御屋敷跡・武家屋敷跡)
好古園は、『姫路侍屋敷図』を基に、特別史跡地の姫路城西御屋敷跡での発掘調査で確認された、西御屋敷(1618年〈元和4年〉造営)・武家屋敷等の遺構をそのまま生かして作庭された総面積3.5ヘクタールの池泉回遊式庭園群です。姫山原生林を借景とする本園最大の池泉回遊式庭園である御屋敷の庭、姫路城連立天守を借景とする流れの平庭、本格的数寄屋建築、茶室「双樹庵」を配した茶の庭など9つの日本庭園で構成されています。それぞれがわかりやすく屋敷割遺構どおりに築地塀等で仕切られていることが特徴で回覧しやすくなっています。各庭園入口には長屋門・屋敷門、園内には渡り廊下など江戸時代の建築が再現されていることなどから、時代劇や大河ドラマの撮影地にもなっています。
家老屋敷跡は現在公園となり取り囲むようにお食事処や駐車場が並びます。
酒井藩時代(1750年代から幕末)の筆頭家老高須隼人が屋敷を構えていた所でもあります。姫路城下町のメインストリートであった南北街路を園路として整備し、屋敷割りの表示など江戸時代の城郭をイメージアップしています。
『いの屋敷』、『ろの屋敷』、『はの屋敷』、『にの屋敷』の4棟の家老屋敷館では土産物などを販売しており、観光客の人気のスポットです。
家老屋敷跡は現在公園となり取り囲むようにお食事処や駐車場が並びます。
酒井藩時代(1750年代から幕末)の筆頭家老高須隼人が屋敷を構えていた所でもあります。姫路城下町のメインストリートであった南北街路を園路として整備し、屋敷割りの表示など江戸時代の城郭をイメージアップしています。
『いの屋敷』、『ろの屋敷』、『はの屋敷』、『にの屋敷』の4棟の家老屋敷館では土産物などを販売しており、観光客の人気のスポットです。
姫路城、近くの観光地情報
姫路城下町やおすすめ観光スポットについてご紹介します。
おすすめ観光スポット①|兵庫県立歴史博物館
兵庫県立歴史博物館は、「郷土の歴史に関する県民の理解を深め、教育、学術および文化の発展に寄与するとともに、県外から訪れる来館者にも豊かな兵庫の姿を紹介すること」を目的とした施設です。兵庫の歴史や姫路城・城下町の展示、十二単や鎧かぶとの着付け体験ができます。展覧会や催し物、講座も開催しており、子どもから大人まで楽しむことができます。また、カフェも併設しており、大きなガラス窓から姫路城を眺められ、写真スポットとしてもおすすめです。
ホームぺージ:https://www.hyogo-c.ed.jp/~rekihaku-bo/index.html
ホームぺージ:https://www.hyogo-c.ed.jp/~rekihaku-bo/index.html
姫路城から兵庫県立歴史博物館への行き方
兵庫県立歴史博物館は姫路城の目の前にあり、徒歩10分程度です。姫路城三の丸広場から、古様石垣を通り、内堀に沿って北上すると博物館に到着します。
おすすめ観光スポット②|姫路市書写の里・美術工芸館
姫路市書写の里・美術工芸館は、自然に親しみながら伝統文化を学び、体験できる施設です。郷土ゆかりの清水公照の作品や愛蔵品、昔懐かしい郷土玩具、姫路の伝統工芸などを展示しています。伝統工芸やはりこの絵付けの体験など、さまざまなイベントや教室も開催しています。伝統工芸品の製作実演、絵ハガキや工芸品を買うこともできます。
ホームぺージ:https://www.city.himeji.lg.jp/kougei/
ホームぺージ:https://www.city.himeji.lg.jp/kougei/
姫路城から姫路市書写の里・美術工芸館への行き方
姫路城から姫路市書写の里・美術工芸館は、車で県道を使用し夢前川の方向へ進みます。その後、書写橋を渡り、川沿いに北上していくと到着します。所要時間は約15分です。
バスは、「姫路城大手門前」から神姫バス「書写山ロープウェイ」行きに乗車し、終点の「書写山ロープウェイ」で降車してください。時間は約25分、料金は280円です。
姫路城から「姫路城大手門前」のバス停までは徒歩5分程度、「書写山ロープウェイ」からは徒歩3分程度で到着します。
バスは、「姫路城大手門前」から神姫バス「書写山ロープウェイ」行きに乗車し、終点の「書写山ロープウェイ」で降車してください。時間は約25分、料金は280円です。
姫路城から「姫路城大手門前」のバス停までは徒歩5分程度、「書写山ロープウェイ」からは徒歩3分程度で到着します。
姫路城の御城印と百名城スタンプ
姫路城では入城記念書(御城印)を販売しています。令和3年2月からデザインが新しくなり、姫路城御城印帳の販売も開始しました。
姫路城の出口にある売店で販売されています。
料金は、御城印は1枚300円、御城印帳は3,500円です。
販売期間は令和3年2月1日から7月31日までを予定していますので、購入の際にはお気を付けください。
日本百名城スタンプは、入城料金所の左側にある姫路城管理事務所で押せます。
■ 姫路城出口売店
住所:兵庫県姫路市本町68
TEL: 079-284-0697
開館期間:通年開館(12月29日、30日休館)
開館時間:午前9時から午後5時まで
姫路城の出口にある売店で販売されています。
料金は、御城印は1枚300円、御城印帳は3,500円です。
販売期間は令和3年2月1日から7月31日までを予定していますので、購入の際にはお気を付けください。
日本百名城スタンプは、入城料金所の左側にある姫路城管理事務所で押せます。
■ 姫路城出口売店
住所:兵庫県姫路市本町68
TEL: 079-284-0697
開館期間:通年開館(12月29日、30日休館)
開館時間:午前9時から午後5時まで
姫路城の入城情報
所在地
住所:兵庫県姫路市本町68番地 姫路城三の丸広場北側
TEL:079-285-1146
TEL:079-285-1146
開城時間
9時00分~16時00分(閉門は17時00分)
休城日
12月29日、12月30日
料金
[姫路城]
大人(18才以上):1000円
小人(小学生・中学生・高校生):300円
30人以上(大人):800円
30人以上(小人):240円
※小学校就学前は無料です。
※障害者手帳をお持ちの方は、本人と介助者1名が無料となります。
[姫路城・好古園(共通券)]
大人(18才以上):1050円
小人(小学生・中学生・高校生):360円
大人(18才以上):1000円
小人(小学生・中学生・高校生):300円
30人以上(大人):800円
30人以上(小人):240円
※小学校就学前は無料です。
※障害者手帳をお持ちの方は、本人と介助者1名が無料となります。
[姫路城・好古園(共通券)]
大人(18才以上):1050円
小人(小学生・中学生・高校生):360円
制作スタッフ紹介
記事&写真担当
歴史作家。城郭ナビゲーター。
城巡り歴は約40年ほど。防衛施設としての城もさることながら城下町としての街づくりが好き。
特に江戸時代の教育・文化・経済に強く惹かれています。
日本100名城、日本続100名城を中心に訪れたお城の数は150城を超え、2025年に200城を目指し日夜研鑽中。
現在、城トリップで仲間たちと城巡りの情報交換を行いながら記事更新しています。
城巡り歴は約40年ほど。防衛施設としての城もさることながら城下町としての街づくりが好き。
特に江戸時代の教育・文化・経済に強く惹かれています。
日本100名城、日本続100名城を中心に訪れたお城の数は150城を超え、2025年に200城を目指し日夜研鑽中。
現在、城トリップで仲間たちと城巡りの情報交換を行いながら記事更新しています。