朱塗りの神社と天空の城郭から眺める城下町
津和野城 三十間台の石垣と山々
津和野城の見どころとイベント
津和野城の見どころは標高367メートルの霊亀山に築かれた石垣と山麓居館地区を中心にした建物跡、そして山陰の小京都と呼ばれる城下町です。
山頂を中心に南北と西に細く伸びた廓は石垣で囲われ、石の回廊のようで、霧の発生しやすい時期には雲の上に城郭が浮かび上がるようで、天空の城6城にも選ばれています。
城郭の中でも特に有名なのが三十間台と呼ばれる城内で最も高い位置にある広い郭で、川沿いを縫うように造られた城下町を一望できます。
山道を下った中腹には、日本五大稲荷の1つ「太鼓谷稲荷神社」があります。朱塗りの柱に白壁、グレーの屋根が美しく、参道に連なる朱の鳥居が壮麗です。
山麓の居館地区には、馬場先櫓や物見櫓といった建造物が残り居館跡「嘉楽園」とともに当時の様子を今に伝えています。
居館地区を川沿いに東に進むと多胡家老門が、さらに殿町通りを進むと藩校養老館や津和野カトリック教会といった江戸時代や明治・大正の建造物が姿を現します。
津和野は四季折々の行事も多く、太鼓谷稲荷を中心にした春秋冬の大祭を中心に夏の鯉・恋・来い祭りや鮎祭りが代表的です。
山陰の豊かな自然にはぐくまれた天然の鮎とわさびをつまみに伏流水で作られた日本酒を味わいつつそぞろ歩く城下町、ぜひ足を運んでみてください。
山頂を中心に南北と西に細く伸びた廓は石垣で囲われ、石の回廊のようで、霧の発生しやすい時期には雲の上に城郭が浮かび上がるようで、天空の城6城にも選ばれています。
城郭の中でも特に有名なのが三十間台と呼ばれる城内で最も高い位置にある広い郭で、川沿いを縫うように造られた城下町を一望できます。
山道を下った中腹には、日本五大稲荷の1つ「太鼓谷稲荷神社」があります。朱塗りの柱に白壁、グレーの屋根が美しく、参道に連なる朱の鳥居が壮麗です。
山麓の居館地区には、馬場先櫓や物見櫓といった建造物が残り居館跡「嘉楽園」とともに当時の様子を今に伝えています。
居館地区を川沿いに東に進むと多胡家老門が、さらに殿町通りを進むと藩校養老館や津和野カトリック教会といった江戸時代や明治・大正の建造物が姿を現します。
津和野は四季折々の行事も多く、太鼓谷稲荷を中心にした春秋冬の大祭を中心に夏の鯉・恋・来い祭りや鮎祭りが代表的です。
山陰の豊かな自然にはぐくまれた天然の鮎とわさびをつまみに伏流水で作られた日本酒を味わいつつそぞろ歩く城下町、ぜひ足を運んでみてください。
目次
津和野城へのアクセス方法
飛行機で行く場合
山口宇部空港より車・タクシーで約1時間30分
▼レンタカーは以下
トヨタレンタカー山口宇部空港店 TEL:0836-37-2030
ニッポンレンタカー 宇部空港前 営業所 TEL:0836-21-9119
タイムズカー 宇部空港店 TEL:0836-37-3377
オリックスレンタカー 山口宇部空港カウンター TEL:0836-39-9366
日産レンタカー 山口宇部空港店 TEL:0836-36-1123
山口宇部空港よりバス ・電車で約2時間20分
・リムジンバス 新山口駅北口行(乗車時間 30分)
・JR新山口駅からJR津和野駅(乗車時間 1時間40分)
・JR津和野駅から津和野城登城リフトまで徒歩約25分
▼レンタカーは以下
トヨタレンタカー山口宇部空港店 TEL:0836-37-2030
ニッポンレンタカー 宇部空港前 営業所 TEL:0836-21-9119
タイムズカー 宇部空港店 TEL:0836-37-3377
オリックスレンタカー 山口宇部空港カウンター TEL:0836-39-9366
日産レンタカー 山口宇部空港店 TEL:0836-36-1123
山口宇部空港よりバス ・電車で約2時間20分
・リムジンバス 新山口駅北口行(乗車時間 30分)
・JR新山口駅からJR津和野駅(乗車時間 1時間40分)
・JR津和野駅から津和野城登城リフトまで徒歩約25分
電車で行く場合
山陽新幹線「新山口駅」下車
・JR新山口駅からJR津和野駅(乗車時間 1時間40分)
・バスの場合、JR津和野駅→石見交通バス鴎外旧居・長野行きで5分、バス停:森下車、徒歩10分で津和野城跡観光リフト
・徒歩の場合、JR津和野駅から津和野城跡観光リフトまで徒歩約25分
・JR新山口駅からJR津和野駅(乗車時間 1時間40分)
・バスの場合、JR津和野駅→石見交通バス鴎外旧居・長野行きで5分、バス停:森下車、徒歩10分で津和野城跡観光リフト
・徒歩の場合、JR津和野駅から津和野城跡観光リフトまで徒歩約25分
車で行く場合
新山口駅から国道9号線をひたすら真っすぐ1時間10分ほど
(高速道路は使いません)
(高速道路は使いません)
駐車場
・津和野城無料駐車場
住所:〒699-5605 島根県鹿足郡津和野町後田イ477
・太皷谷稲成神社 参拝者駐車場
住所:〒699-5605 島根県鹿足郡津和野町後田409
※稲荷神社の参拝者専用駐車場ですので参拝のついでに津和野城見学の際のみにしてください。
住所:〒699-5605 島根県鹿足郡津和野町後田イ477
・太皷谷稲成神社 参拝者駐車場
住所:〒699-5605 島根県鹿足郡津和野町後田409
※稲荷神社の参拝者専用駐車場ですので参拝のついでに津和野城見学の際のみにしてください。
津和野城、最寄りの場所からのアクセス方法
今回は、津和野城無料駐車場からリフトで山頂の城郭を目指します。その後リフトで駐車場に戻り徒歩2,3分坂道を登って太鼓谷稲荷神社に向かい、
山麓に戻って居館地区(馬場先櫓、物見櫓、嘉楽園)をめぐるルートで紹介いたします。
山麓に戻って居館地区(馬場先櫓、物見櫓、嘉楽園)をめぐるルートで紹介いたします。
津和野城を散策する
リフト乗り場
リフト乗り場は、居館地区となる物見櫓から右手に山沿いの道を太鼓谷稲荷神社方向に上っていく途中にあります。
カーナビだと微妙に違う場所に案内されるかもしれませんので、目的地を太鼓谷稲荷にセットしておくと、中間地点ぐらいに大きなリフト乗り場の建物があり、その下に駐車場が見つけられると思います。
リフトは、ほんの腰を掛ける程度のもので、左手でポールをつかまりながら進む感じでしょうか。
筆者は高所恐怖症なのでかなり恐ろしい感じでした。(帰りのリフトはさらに恐怖)
山頂までの時間は10分ほどです。
カーナビだと微妙に違う場所に案内されるかもしれませんので、目的地を太鼓谷稲荷にセットしておくと、中間地点ぐらいに大きなリフト乗り場の建物があり、その下に駐車場が見つけられると思います。
リフトは、ほんの腰を掛ける程度のもので、左手でポールをつかまりながら進む感じでしょうか。
筆者は高所恐怖症なのでかなり恐ろしい感じでした。(帰りのリフトはさらに恐怖)
山頂までの時間は10分ほどです。
織部出丸
出丸へはリフトから一本道です。少し進むと左手の山側が開けて出丸への道が出てきます。案内看板もあるので迷わないでしょう。
綾部出丸は、坂崎氏(元々は宇喜多氏で関ケ原後に改苗)の家臣で浮田織部が普請奉行して造られたことから由来します。一番東の位置に位置し城下を見渡せます。
櫓門の右側には番所があったことから登城者の監視を行う施設だったと思われます。
綾部出丸は、坂崎氏(元々は宇喜多氏で関ケ原後に改苗)の家臣で浮田織部が普請奉行して造られたことから由来します。一番東の位置に位置し城下を見渡せます。
櫓門の右側には番所があったことから登城者の監視を行う施設だったと思われます。
東門付近
出丸を左に見ながらまっすぐ進みます。途中板張りの道も進みながら進むと「三本松」と呼ばれるやや広めの郭があり、石垣と石段が見えてきます。
この石段を上ると東門付近です。看板も出ています。長引く大雨や地震のためか一部鉄製の仮設階段も設けられています。
この石段を上ると東門付近です。看板も出ています。長引く大雨や地震のためか一部鉄製の仮設階段も設けられています。
海老櫓跡
台所・馬立郭入り口右側にあった櫓跡で、東門から侵入した敵を天守と挟み込んで迎撃するための施設だったと思われます。
現在は石垣しかありませんが、当時はここに二層二重の櫓がそびえていました。
現在は石垣しかありませんが、当時はここに二層二重の櫓がそびえていました。
台所・馬立郭
海老櫓の石垣から中に入ると台所・馬立郭です。
文字通り、台所と馬留の施設があった場所で三角形の矢尻のような形の郭で、排水溝などの遺構も見られます。
文字通り、台所と馬留の施設があった場所で三角形の矢尻のような形の郭で、排水溝などの遺構も見られます。
西櫓門跡と三の丸
西櫓門は搦手からの通用門で、有事の際はここから喜時雨陣屋に出られるようになっていました。
喜時雨陣屋には多くのため池があったといわれ籠城戦への備えになっていたのかもしれません。
西櫓門を後にさらに進むと三の丸で一番先には南櫓門がありました。
南門からは出丸の一つ荒砥城につながっています。
喜時雨陣屋には多くのため池があったといわれ籠城戦への備えになっていたのかもしれません。
西櫓門を後にさらに進むと三の丸で一番先には南櫓門がありました。
南門からは出丸の一つ荒砥城につながっています。
天守台・太鼓丸
海老櫓跡付近に戻り二の丸の細い郭を太鼓丸方向に上っていきます。
途中右手にある広場のようなところが天守跡です。
津和野城は、東門、西門、南門から敵が表れても太鼓丸に上るためにこの天守前に溜まるような仕掛けになっています。
そのため天守は本格的な防御施設で鉄砲狭間から敵を迎撃するために作られていたと思われます。
天守跡を右に見ながらさらに上ると太鼓丸です。
途中右手にある広場のようなところが天守跡です。
津和野城は、東門、西門、南門から敵が表れても太鼓丸に上るためにこの天守前に溜まるような仕掛けになっています。
そのため天守は本格的な防御施設で鉄砲狭間から敵を迎撃するために作られていたと思われます。
天守跡を右に見ながらさらに上ると太鼓丸です。
三十間台
両側にそびえる鉄門櫓跡の石垣をくぐると広々とした空間が現れます。
城内で最も広い郭「三十間台」です。
城の象徴的な場所となり、街のランドマーク的な場所です。
この場所からは津和野の街が一望できます。
城内で最も広い郭「三十間台」です。
城の象徴的な場所となり、街のランドマーク的な場所です。
この場所からは津和野の街が一望できます。
太鼓谷稲荷神社
リフトを使っており、リフト乗り場から5分ほど道を上ると太鼓谷稲荷神社に着きます。
太鼓谷稲荷は、1773年(安永2年)に津和野城7代目城主、亀井矩貞によって伏見稲荷から祀られたのが始まりです。
神社は宝物殿、社務所、神門などがあり朱塗りの非常に美しい佇まいです。
太鼓谷稲荷は、1773年(安永2年)に津和野城7代目城主、亀井矩貞によって伏見稲荷から祀られたのが始まりです。
神社は宝物殿、社務所、神門などがあり朱塗りの非常に美しい佇まいです。
居館地区(物見櫓・馬場先櫓)
駐車場から下ると居館地区に出ます。
物見櫓は城主の居館とともにあった建物で祭礼の行事を城主が見物するための建物です。もともとは別の場所にあったものが現在の場所に移築されました。
広場には藩主の庭園「嘉楽園」跡もあります。
嘉楽園からほんの一分、道路を渡ったか川沿いの小径の入り口に馬場先櫓があります。
馬場先櫓の目の前には津和野川が流れ、ちょうど川が外堀の役割を果たしていたと思われます。
物見櫓は城主の居館とともにあった建物で祭礼の行事を城主が見物するための建物です。もともとは別の場所にあったものが現在の場所に移築されました。
広場には藩主の庭園「嘉楽園」跡もあります。
嘉楽園からほんの一分、道路を渡ったか川沿いの小径の入り口に馬場先櫓があります。
馬場先櫓の目の前には津和野川が流れ、ちょうど川が外堀の役割を果たしていたと思われます。
津和野城の御城印と百名城スタンプ
津和野城の御城印
津和野城では御城印を販売しています。
・太皷谷稲成神社 売店
住所:〒699-5605 島根県鹿足郡津和野町後田409
料金は1枚300円です。
・太皷谷稲成神社 売店
住所:〒699-5605 島根県鹿足郡津和野町後田409
料金は1枚300円です。
津和野城の日本百名城スタンプ
日本百名城スタンプは以下で希望者にのみ貸し出しとなります。
・津和野城跡観光リフト茶屋
住所:〒699-5605 島根県鹿足郡津和野町 後田イ477
TEL:0856-72-0376
営業時間:9:00~16:30
・津和野城跡観光リフト茶屋
住所:〒699-5605 島根県鹿足郡津和野町 後田イ477
TEL:0856-72-0376
営業時間:9:00~16:30
津和野城の入城情報
所在地
住所:〒699-5605 島根県鹿足郡津和野町後田477−20
TEL:0856-72-0376
TEL:0856-72-0376
開城時間
自由
津和野城跡観光リフトは営業時間:9:00~16:30
津和野城跡観光リフトは営業時間:9:00~16:30
休城日
なし
津和野城跡観光リフトは12月~2月の間運休
津和野城跡観光リフトは12月~2月の間運休
料金
無料
津和野城跡観光リフトは
往復料金中学生以上700円 (600円) 小学生以下500円(400円)
※( )は20名以上割引価格障がい者割引あり(往復料金から100円引き)
津和野城跡観光リフトは
往復料金中学生以上700円 (600円) 小学生以下500円(400円)
※( )は20名以上割引価格障がい者割引あり(往復料金から100円引き)
製作スタッフ紹介
記事担当
歴史作家。城郭ナビゲーター。
城巡り歴は約40年ほど。防衛施設としての城もさることながら城下町としての街づくりや江戸時代の教育・文化・経済に強く惹かれています。
日本100名城、日本続100名城を中心に訪れたお城の数は150城を超え、2025年に200城を目指し日夜研鑽中。
現在、城トリップで仲間たちと城巡りの情報交換を行いながら記事更新しています。
城巡り歴は約40年ほど。防衛施設としての城もさることながら城下町としての街づくりや江戸時代の教育・文化・経済に強く惹かれています。
日本100名城、日本続100名城を中心に訪れたお城の数は150城を超え、2025年に200城を目指し日夜研鑽中。
現在、城トリップで仲間たちと城巡りの情報交換を行いながら記事更新しています。
写真担当
歴史好き、街道好きのお城マニア。
マニアックな旧街道を旅するのが大好物。
マニアックな旧街道を旅するのが大好物。