日本三大山城、雲海に現れる山頂の天守群

備中松山城 天空の城(ふいご峠からの眺め)
目次
備中松山城の見どころとイベント

山城で唯一現存の天守であり、二重櫓、三の平櫓東土塀ととも国の指定重要文化財に指定されています。
日本三大山城にも数えられ、特に秋には雲海に浮かぶ幻想的なその姿から「天空の城」と呼ばれ親しまれています。
春の新緑、夏の青空、秋の紅葉、冬の雪景色と季節ごとに山城景観を楽しんでいただけるとともに、天守や二重櫓とともに高さ10mを超える天然の岩盤を利用した壮大な石垣群は圧巻で、登城の道のりにも見所が沢山あります。
又、幕末の著名な陽明学者「山方方谷」のゆかりの地や建造物、藩の庭園「頼久寺庭園」、武家屋敷群など江戸時代の名残を残す町並みを堪能できます。
日本三大山城にも数えられ、特に秋には雲海に浮かぶ幻想的なその姿から「天空の城」と呼ばれ親しまれています。
春の新緑、夏の青空、秋の紅葉、冬の雪景色と季節ごとに山城景観を楽しんでいただけるとともに、天守や二重櫓とともに高さ10mを超える天然の岩盤を利用した壮大な石垣群は圧巻で、登城の道のりにも見所が沢山あります。
又、幕末の著名な陽明学者「山方方谷」のゆかりの地や建造物、藩の庭園「頼久寺庭園」、武家屋敷群など江戸時代の名残を残す町並みを堪能できます。
備中松山城へのアクセス方法
飛行機で行く場合
岡山桃太郎空港から県道72号線を使って車で約50分
▼レンタカーは以下
・トヨタレンタリース岡山 岡山空港店 TEL:086-294-2100
・日産レンタカー 岡山空港店 TEL:086-294-1723
・ニッポンレンタカー 岡山空港 営業所 TEL:086-294-3919
・オリックスレンタカー 岡山空港店 TEL:086-294-5543
▼バスで行かれる場合
岡山桃太郎空港からリムジンバスでJR倉敷駅(約35分)
JR倉敷駅からJR高梁駅(約35分)
タクシーだと約12分で備中松山城駐車場に到着です。ここから20分ほど歩いて備中松山城天守を目指します。
徒歩だと約1時間で備中松山城天守です。
▼レンタカーは以下
・トヨタレンタリース岡山 岡山空港店 TEL:086-294-2100
・日産レンタカー 岡山空港店 TEL:086-294-1723
・ニッポンレンタカー 岡山空港 営業所 TEL:086-294-3919
・オリックスレンタカー 岡山空港店 TEL:086-294-5543
▼バスで行かれる場合
岡山桃太郎空港からリムジンバスでJR倉敷駅(約35分)
JR倉敷駅からJR高梁駅(約35分)
タクシーだと約12分で備中松山城駐車場に到着です。ここから20分ほど歩いて備中松山城天守を目指します。
徒歩だと約1時間で備中松山城天守です。
新幹線・電車で行く場合
■九州・広島方面からの場合
山陽新幹線:JR新倉敷駅下車
JR新倉敷駅からJR倉敷駅(約10分)
JR倉敷駅からJR高梁駅(特急で約35分)
■京都・大阪方面からの場合
山陽新幹線:JR岡山駅下車
JR岡山駅からJR高梁駅(特急で約50分)
山陽新幹線:JR新倉敷駅下車
JR新倉敷駅からJR倉敷駅(約10分)
JR倉敷駅からJR高梁駅(特急で約35分)
■京都・大阪方面からの場合
山陽新幹線:JR岡山駅下車
JR岡山駅からJR高梁駅(特急で約50分)
車で行く場合
岡山桃太郎空港から県道72号線を使って車で約50分
■備中松山城、カーナビへの登録は以下の情報で!
住所:岡山県高梁市内山下1
■備中松山城、カーナビへの登録は以下の情報で!
住所:岡山県高梁市内山下1
駐車場
大阪城周辺の駐車場で一般車が入れるのは備中松山城鞴峠駐車場、 城見橋公園駐車場の2つです。
※備中松山城鞴峠駐車場は混雑時入れない場合があります。その場合は城見橋公園駐車場から備中松山城鞴峠駐車場までシャトルバスが運行しますのでご活用ください。
■備中松山城 鞴峠駐車場
住所: 〒716-0004 岡山県高梁市内山下
■城見橋公園駐車場
住所: 〒716-0006 岡山県高梁市小高下町2730
※備中松山城鞴峠駐車場は混雑時入れない場合があります。その場合は城見橋公園駐車場から備中松山城鞴峠駐車場までシャトルバスが運行しますのでご活用ください。
■備中松山城 鞴峠駐車場
住所: 〒716-0004 岡山県高梁市内山下
■城見橋公園駐車場
住所: 〒716-0006 岡山県高梁市小高下町2730
備中松山城、最寄りの場所からのアクセス方法

岡山県高梁市にある山城で、ふいご峠駐車場から約20分ほどの登山にて城を目指します。
ふいご峠駐車場までは、JR西日本伯備線「備中高梁駅」から
・徒歩40分→松山城登山口バス停
・路線バス(市内循環)で約10分→城見橋公園駐車場バス停
・タクシー10分で直接ふいご峠駐車場
を目指す3つのルートがあります。
愛媛県松山市にある「伊予松山城」と混同しないように一般的には「備中松山城」(別名:高梁城)と呼ばれています。
備中松山城の天守、櫓、門、土塀、石垣といった建造物やその城下町について紹介していきます。
ふいご峠駐車場までは、JR西日本伯備線「備中高梁駅」から
・徒歩40分→松山城登山口バス停
・路線バス(市内循環)で約10分→城見橋公園駐車場バス停
・タクシー10分で直接ふいご峠駐車場
を目指す3つのルートがあります。
愛媛県松山市にある「伊予松山城」と混同しないように一般的には「備中松山城」(別名:高梁城)と呼ばれています。
備中松山城の天守、櫓、門、土塀、石垣といった建造物やその城下町について紹介していきます。
備中松山城とその城下町を散策する
備中松山城の天守について(国指定重要文化財)


備中松山城の天守は、櫓(やぐら)の上に望楼が載る二重構造となっている複合式望楼型 2層2階、高さ13mで現存天守の中では最も低い木造建築物です。
望楼とは遠くを見渡すための櫓のことで、備中松山城の場合は、1階の櫓の上に望楼が増築されています。
天守一階には、全国的にも珍しい切込みの囲炉裏や、有事の際に城主一家が立てこもる部屋「装束の間」は一段高く囲われており、この城をめぐり、戦国時代に争奪戦が繰り広げられた状況が垣間見えます。また、江戸時代に改築された天守を囲む黒塗り板は薄く、戦いには不向きであり太平の世に建築されたことを色濃く反映もしています。
望楼とは遠くを見渡すための櫓のことで、備中松山城の場合は、1階の櫓の上に望楼が増築されています。
天守一階には、全国的にも珍しい切込みの囲炉裏や、有事の際に城主一家が立てこもる部屋「装束の間」は一段高く囲われており、この城をめぐり、戦国時代に争奪戦が繰り広げられた状況が垣間見えます。また、江戸時代に改築された天守を囲む黒塗り板は薄く、戦いには不向きであり太平の世に建築されたことを色濃く反映もしています。
二重櫓と三の平櫓東土塀(国指定重要文化財)



二重櫓は、1階の床面7.9m×5m、棟までの高さ8.4mと規模はさほど大きくはありません。
入母屋造り本瓦葺きで大棟の両端に一対の鯱(しゃちほこ)を、さらに破風には梅鉢懸魚を飾ってあります。
入口は1階の南北両側に備えていること側面には石落としがあり、本丸と後曲輪(うしろぐるわ)を結ぶ役割を果していたと考えられています。残念ながら通常は外観のみの見学となり、イベント時などにのみ内部見学できます。
三の平櫓東土塀は、大手門から三の丸に続く石段の脇に築かれています。備中松山城の土塀は、土を練って造った土の塊を積み重ねて芯とし、その外側に仕上げとして漆喰を塗っています。
長方形の矢狭間、円形の鉄砲狭間が交互に配され実戦的な構造で、面白いことに現存部分と復元部分の境界には段差を設けられ新旧がよくわかるような仕組みになっています。
実は備中松山城には2つの土塀が残されており、もう1つの土塀である厩曲輪土塀は大手門石垣の右側に位置し、大河ドラマ「真田丸」のオープニングにも使われています。
入母屋造り本瓦葺きで大棟の両端に一対の鯱(しゃちほこ)を、さらに破風には梅鉢懸魚を飾ってあります。
入口は1階の南北両側に備えていること側面には石落としがあり、本丸と後曲輪(うしろぐるわ)を結ぶ役割を果していたと考えられています。残念ながら通常は外観のみの見学となり、イベント時などにのみ内部見学できます。
三の平櫓東土塀は、大手門から三の丸に続く石段の脇に築かれています。備中松山城の土塀は、土を練って造った土の塊を積み重ねて芯とし、その外側に仕上げとして漆喰を塗っています。
長方形の矢狭間、円形の鉄砲狭間が交互に配され実戦的な構造で、面白いことに現存部分と復元部分の境界には段差を設けられ新旧がよくわかるような仕組みになっています。
実は備中松山城には2つの土塀が残されており、もう1つの土塀である厩曲輪土塀は大手門石垣の右側に位置し、大河ドラマ「真田丸」のオープニングにも使われています。
備中松山城の石垣群

〇備中松山城の石垣群
ふいご峠駐車場から20分ほどの登山すると最初に目にするのが圧巻の高垣です。これは大手門跡の高石垣で、天然の巨大な岩盤を利用し、その上に、野面積み、切込接ぎで積み上げられています。右側には「厩曲輪土塀」の瓦の黒、漆喰の白、上や左右には樹木の緑と美しい情景が突然飛び込んでくる感じです。
近年、岩の割れ目に出た樹木の成長による影響で、裂け目が少しずつ広がり、上に積まれた石垣にずれが生じ、「不安定岩盤斜面監視システム」を導入して崩落を24時間観測・監視しています。
また、大手門を抜け、三の丸から二の丸に向かうと、土塀左側につづら折りのきれいに整備された石垣が見えます。
ふいご峠駐車場から20分ほどの登山すると最初に目にするのが圧巻の高垣です。これは大手門跡の高石垣で、天然の巨大な岩盤を利用し、その上に、野面積み、切込接ぎで積み上げられています。右側には「厩曲輪土塀」の瓦の黒、漆喰の白、上や左右には樹木の緑と美しい情景が突然飛び込んでくる感じです。
近年、岩の割れ目に出た樹木の成長による影響で、裂け目が少しずつ広がり、上に積まれた石垣にずれが生じ、「不安定岩盤斜面監視システム」を導入して崩落を24時間観測・監視しています。
また、大手門を抜け、三の丸から二の丸に向かうと、土塀左側につづら折りのきれいに整備された石垣が見えます。
城山山麓に作られた武家の住まいと庭園
備中松山城下の街並みは、そこかしこに古い町並みが息づき、江戸時代にタイムトリップしたような錯覚を覚えます。
石火矢町ふるさと村と武家屋敷群が点在する「武家屋敷通り」、城主の庭園「頼久寺庭園」のある「頼久寺通り」更にその南側を流れ高梁川にそそぐ「紺屋川筋」は特におすすめです。
石火矢町ふるさと村と武家屋敷群が点在する「武家屋敷通り」、城主の庭園「頼久寺庭園」のある「頼久寺通り」更にその南側を流れ高梁川にそそぐ「紺屋川筋」は特におすすめです。
武家屋敷群(旧折井家と旧埴原家屋敷)

旧折井家は江戸時代後期に建てられ、当時160石の馬回り役を勤めた下級武士が住んでいた屋敷です。
旧旧埴原家は江戸時代中期に建てられ、近習役や番頭役などを勤めた武士の住宅です。
江戸時代中期から後期にかけて、一二〇石から一五〇石取りで、近習役や番頭役などを勤めた武士の住宅である。
寺院建築や数寄屋風の要素を取り入れた珍しい造りであり、市の重要文化財に指定されています。
山田方谷資料室もあり山田方谷の資料を見ることができます。
旧旧埴原家は江戸時代中期に建てられ、近習役や番頭役などを勤めた武士の住宅です。
江戸時代中期から後期にかけて、一二〇石から一五〇石取りで、近習役や番頭役などを勤めた武士の住宅である。
寺院建築や数寄屋風の要素を取り入れた珍しい造りであり、市の重要文化財に指定されています。
山田方谷資料室もあり山田方谷の資料を見ることができます。
頼久寺庭園

頼久寺は1339年(暦応2)、足利尊氏が安国寺として建立した禅寺です。その中にある国指定名勝の庭園は、備中国奉行・小堀遠州が1605年頃に作庭したとされた蓬莱式枯山水庭園です。俗に「鶴亀の庭」と呼ばれる天下の名園で、はるかに望む愛宕山を借景に、砂の波紋で海洋の感じを出し、中に鶴亀二島を配し、さらに、大海の波をあらわすサツキの大刈り込みで背景を整えています。江戸初期の庭園としてはわが国を代表する庭園の一つです。
紺屋川美観地区

頼久寺通りの南を流れる紺屋川の川筋は「日本の道100選」にも選ばれており、江戸時代の情緒を感じながら散策できます。
紺屋川はかつて備中松山城外堀の役割を果たしており、河畔には美しい桜と柳の並木道が続き、県下最古の教会・高梁キリスト教会堂や藩校有終館跡など見所も豊富です。
紺屋川はかつて備中松山城外堀の役割を果たしており、河畔には美しい桜と柳の並木道が続き、県下最古の教会・高梁キリスト教会堂や藩校有終館跡など見所も豊富です。
備中松山城の御城印と百名城スタンプ
備中松山城の御城印
備中松山城では、御城印が以下2か所で購入可能です。
備中松山城 券売所
住所: 〒716-0004 岡山県高梁市内山下1
料金は300円
備中松山城 券売所
住所: 〒716-0004 岡山県高梁市内山下1
料金は300円
備中松山城の日本百名城スタンプ
備中松山城の日本百名城スタンプは以下で押せます。
備中松山城 券売所
住所: 〒716-0004 岡山県高梁市内山下1
備中松山城 券売所
住所: 〒716-0004 岡山県高梁市内山下1
備中松山城の入城情報所在地
住所: 岡山県高梁市内山下1
開城時間
9:00~16:30
休城日
12月29日~1月3日
料金
大人:500円
小中学生:200円
小中学生:200円
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製作スタッフ紹介
記事&写真担当

歴史作家。城郭ナビゲーター。
城巡り歴は約40年ほど。防衛施設としての城もさることながら城下町としての街づくりが好き。
特に江戸時代の教育・文化・経済に強く惹かれています。
日本100名城、日本続100名城を中心に訪れたお城の数は150城を超え、2025年に200城を目指し日夜研鑽中。
現在、城トリップで仲間たちと城巡りの情報交換を行いながら記事更新しています。
城巡り歴は約40年ほど。防衛施設としての城もさることながら城下町としての街づくりが好き。
特に江戸時代の教育・文化・経済に強く惹かれています。
日本100名城、日本続100名城を中心に訪れたお城の数は150城を超え、2025年に200城を目指し日夜研鑽中。
現在、城トリップで仲間たちと城巡りの情報交換を行いながら記事更新しています。